内容説明
新助は途方に暮れていた。叔父に借金を断られ、もはや女房子どもと心中するしかない。そのとき、土間に三両もの小判が。変化小僧だ。だが、その金を使うとお上に罰せられる。一計を案じ、八卦見の梅軒が金を預かるが……。長屋に現れた変化小僧は偽物だった。般若同心が、その狙いを探っていくと、江戸から姿を消し去った盗賊の名が浮かんできた。人気シリーズ第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
14
般若同心と変化小僧シリーズ第七作。 義賊 変化小僧を真似た盗賊が出没。 一方、般若同心源九郎と敵対する勢力の黒幕に対抗する水戸家の圧力が…。 正しいと信じることを成すことが必ずしも人々を幸せにするとは限らない。でも、掟を破る者は、義賊でも盗賊でもそうでない人でも天罰が下ります。 #般若同心 #変化小僧 #天魔小僧 #はやぶさ小僧 #水野忠邦 #老中2022/03/17
