内容説明
天保の改革を仕切っていた老中水野忠邦が罷免された。倹約令の取締りもゆるやかになり、江戸の盛り場も徐々に賑わいを取り戻していた。だが、般若同心・柚木源九郎の宿敵である本庄茂平次は、行方をくらませたままだ。茂平次を敵と追うふたりの浪人。その思いを成就させるため、源九郎と仙太郎が力を貸すが……。闇から闇へと姿を消す悪与力を捕らえられるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
14
般若同心と変化小僧シリーズ第八作。 本作の本筋である事件はさておき、前作で罷免された老中水野忠邦は、二転三転はありましたが処分され、鳥居甲斐守及びその手先であり般若同心たちの宿敵であった茂平次にも沙汰が下りました。 シリーズの柱であった茂平次を追う二人の浪人の敵討ちが本作のクライマックスですが、ことのほか呆気なく方が付き、それに加え、これまでの主人公たちの抱えた懸案が幾つか解決&進展しそうな終わり方で、次回作が楽しみです。 #遠山景元 #柚木源九郎 #天保2022/03/26
なつおの飼い主
0
やっと本庄が討たれたが、あまりにもあっさりなのでちょっと拍子抜け。政次とおせつのくだりも必要だったか疑問、お光を登場させてハッピーエンドは良いけれど浪江のことも含めてもう少しひねりはないものかと思う。般若同心と変化小僧と言うタイトルも今となっては疑問しかない。好きな本であるし、面白いとも思うけど、シリーズである必要はあったのだろうか……
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