内容説明
商家のあるじが斬り殺され財布を奪われた。その頃から大川端に白い着物の幽霊が出没するという噂が広まる。半月後、米問屋のあるじと手代が斬殺された。八丁堀同心の取調べを覗き見た安兵衛は、いずれも料理茶屋「賀茂屋」で飲んだ帰りの受難だったと知る。賀茂屋では三年前に女中が白い着物で大川に身を投げていた。祟りと見せて、裏では邪悪な企みが進行していた。書下し長篇時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
101
極楽安兵衛剣酔記「幽霊小僧」10巻。今回も剣戟を楽しめて読めたかな。2015/09/03
あかんべ
8
安兵衛の立ち位置って、微妙。旗本の三男で家を出ているとはいえ、兄になにかあった場合家を継ぐ場合もあり、剣が立つとはいえ同心の知り合いというだけの男が、捕物現場で悪人と思われる者を、問答無用で斬り捨てるのは、目付け筋に目をつけられたら言い逃れできないかも。2015/08/29
めにい
4
はぐれ長屋の用心棒的なマンネリ感。2015/09/23
犀門
1
#180★★★☆☆2015/09/15
