内容説明
料理屋笹川からの帰り道、米問屋のあるじと手代が首を掻き切られた。目撃者によると、襲ったのは町人風の男がふたり。死体の首筋に全く同じ傷が残っていたため、下手人はひとりと睨んでいた安兵衛は首をひねる。さらに香具師の元締めから用心棒を頼まれた流浪侍藤倉が「月波」という刀法の遣い手に襲われた。米問屋と香具師を狙う輩の目的は。酒を置いた安兵衛が、喧嘩剣法で迎え撃つ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
16
極楽安兵衛剣酔記シリーズの8作目、毎回又八が事件を持込んで、安兵衛、玄次、笑月斎、藤倉で事件を解決するストーリー。居候先のお房、お房の娘お満とのやりとり人情、迫力ある殺陣、面白く楽しく読めて一気読み、次回も期待。2013/07/26
あかんべ
6
シリーズものだがここから読み始めてもOK。剣客チームは四人。探索要員の町人も多く、無敵の布陣。だが、みんな貧乏。2013/10/06
タカシ
2
双子の殺し屋が相手かと思ったら、月波という必殺剣の敵が出てきてちょっと緊迫感があったかな。そういえば藤倉の謎が語られなかったな。2013/11/20
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- 和書
- 死ぬこと以外かすり傷