徳間文庫 極楽安兵衛剣酔記 蝶々の玄次

著者名：鳥羽亮【著】

徳間書店（2014/09発売）

• ISBN：9784198927080

内容説明

玄次は、商い途中に出くわした検屍の場で、地まわり風の男に目をとめた。岡っ引きを勤めていたときに救ってやった女と、一昨日、逢い引きしていた男だった。その頃、安兵衛の許には、老舗の庖丁人が殺されたという報せが舞い込んできた……。剣は強いが気ままな暮らしを続ける旗本の三男坊・安兵衛は、今日も義理人情のため、江戸の町を奔走する！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

元岡っ引きの玄次さん、今迄安兵衛さんのお手伝いのような事をしていたが、昔助けた女がまたもや悪い男に騙され虐待を受けているのを見かねて自分の塒に。安兵衛さんは日頃実家では持て余し者のようだが、悪に染まらず悪を打つ愚弟にそこそこの関心を持ち兄が助力を求める。もしかしたらこれから安兵衛さん頼りにされる人になるかも。同心の倉持さんも最初は胡散臭い奴、あんな奴に！なんて思ってたかもしれないが今じゃ助っ人として必要と(#^^#)。便利使いされちゃ困るけど

2022/07/16

[タカシ]

極楽安兵衛3作目。今回は題名の通り玄次が主役。安兵衛も兄からの依頼で強請屋の始末に動き出す。

2013/07/13