内容説明
安兵衛の酒飲み仲間で、小普請の旗本が殺された。定廻りによれば、ちかごろ大川端に出た辻斬りと同じ手口だという。その後、なぜか安兵衛は町方に尾けられることに。しかも妙なことに、知り合いの八卦見、笑月斎も尾けられているらしく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
元岡っ引きの玄次にツルを与えて探索してもらい、ぼてふりの又八の情報を得て事件を探る。それなら町方や火改めと仲良くすれば良さそうなものだけど、岡っ引きに跡を付けられるやなんて・・やっぱり浪人っていうのは辻斬りなどがあれば犯人と思われてしまうのでしょうね。一番強い奴をやっつけてもお礼もないやなんて(^_^;)。まだ二巻目やから同心とのお付き合いもそうないのでしょうが・・いつまでも親父さんにお金をせびっていては・・2022/07/14
めにい
4
事件を追うのだが、同心たちの手伝いをするわけではなく、身近な人物を助けるために動く。そこが徹底していて面白い。ところで、図書館から借りた本は読メに出てくるのと表紙が違う。最近新装なったのだろうか?2015/08/03
タカシ
1
極楽安兵衛シリーズの2作目。安兵衛の剣をとんぼ剣法と命名。笑月斎が剣の相棒で玄次と又八が探索と役者が決まった感じ。さて次作はどんな話かな。2013/07/09