内容説明
江戸の名物男・蟋蟀小三郎の道場にやってきた素性不詳の田舎侍が道場破りを仕掛けるも、相手が悪すぎた。備中池田家から流れてきた日笠源之進には国元に戻れないある事情があった。小三郎に挑み続けることで道場に居座ることに。池田家からの追っ手が源之進を発見した時、江戸中を巻きこむ騒動に発展する。表題作「一石二鳥の敵討ち」を含む8つの短編、半次シリーズ最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
11
短編集になってからはずっと、一話目に出てきた人物が一冊を通しての主人公となり、最終話ですっきりと解決するという流れだったのだけど、この巻ではキーパーソンとなるはずの日笠源之進が出てくるのは第七話になってから。半次の事件も勧善懲悪とは言えずにもやもやしたもの、または半次が最後までは関わらずに事件から手が離れてしまうものなど、なんとなく「やっつけですか?」という気がした。と思ったら、この巻の最終話がシリーズの最終話であった。解説もあとがきもない。ただ「最終話」とだけなって、終わっていた。何かあったんだろうか。2020/01/26
鈴木正大
2
著者の語彙の豊富さはどうだ。豊富な語彙を駆使しての格調高い文章には脱帽するしかない。2015/05/29
ろかす
1
親分の生活って・・・ 早くほかのシリーズも更新されないかな~2015/11/07
B. S. Junkie
0
手仕舞いよろしく以前でてきたキャラがわらわらと出てくる。岡山池田家の家老って何もしてなかったような気もしたが、手柄は頂いたのか。ちゃっかりしている。●最終二話は宮本武蔵のパロディだろうか。この巻を最初に読んだら蟋蟀小三郎を誤解すること甚だしいだろうなあ。立派になったもんだ。●まったく畑違いだが、割を食う主人公という点で半次に「戦略大作戦」のイーストウッド(彼はいつもどおりだが、周りははじけまくっていた)を連想してしまった。雰囲気だけは割と似ているのかもしれないと思った。2023/10/01
-
- 電子書籍
- 東京カレンダー - 2016年4月号
-
- 電子書籍
- 聞かせてよ 愛の言葉を 3 クイーンズ…
-
- 電子書籍
- まんがグリム童話 吉原 華の乱 11巻
-
- 電子書籍
- 陵子の心霊事件簿(1) フラワーコミッ…
-
- 電子書籍
- 謎めいた億万長者 ハーレクイン