内容説明
「誰かがパパを殺そうとしているんだ」あどけない少年の口から出た物騒な言葉に驚き、探偵アリーは事情を探るため、その父親に面会を求めた。噂によれば、投資で巨万の富を築いた彼ジェイク・ラーソンは妻を亡くして以来心を閉ざしたままらしい。広いオフィスでいざ対峙すると、アリーは思わず吐息をもらした。輝くブロンドにたくましい体躯、そして官能的な琥珀色の瞳……。いけない、彼に心を奪われに来たわけじゃないわ。自分を戒めながら、彼女が話を切りだしたとたん、ジェイクはけんもほろろにつっぱねた。「出ていってくれ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
ヒロインの探偵事務所に現れた依頼者はあどけない少年だった。誰かがパパを殺そうとしていると言う物騒な話をして。母親が幸せな再婚をして得た愛情深い家族に何故か距離を置くヒロインと妻を事故で亡くして以来心を閉ざしたヒーロー。コミックがほどよくまとめてあったので手を出したんだけど、原作は割と長くて途中でダレた…。恋愛未経験で人間関係に臆病な女性と亡くなった今も妻に義理立てする男性との組み合わせだからすんなりまとまる訳がないんですが。愛されて育ったヒーロー息子が可愛くて和む。2024/07/17
akiyuki_1717
1
面白くないという訳ではないけれど、ヒロインの行き当たりばったりの、自己中心的な行動がどうも好きになれない。終盤に自分で反省するんだけど、母親の再婚で幸せな生活を送ってきたのに、結局は嫌っている実父の性格をそのままに生きてきたって感じで、ヒロインにさんざん父親の悪口を言わせてる意味が分からず、イライラした。ヒーローも妻の死がまるで自分のせいのように六年たってもウジウジしてるのには少々ウンザリした。飲酒運転の車が突っ込んでくるのは、運転時間が夜でも昼でも関係ないだろうし、あまりにネガティブで疲れた。2017/04/02
-
- 電子書籍
- 【単話】令和のダラさん 第36怪 MFC
-
- 電子書籍
- 東京カレンダー - 2016年4月号
-
- 電子書籍
- 聞かせてよ 愛の言葉を 3 クイーンズ…
-
- 電子書籍
- まんがグリム童話 吉原 華の乱 11巻
-
- 電子書籍
- 陵子の心霊事件簿(1) フラワーコミッ…