内容説明
“いま宗桂(そうけい)先生”と評判の天才少年棋士の父親は、甲州浪人の武田新之丞(たけだしんのじょう)。亀戸天満宮で催された展観で、文人大名として知られた和州郡山の柳沢吉里公が菅丞相(かんしょうじょう)(菅原道真)の末裔からゆずり受けられたという御書を偽物と見抜いた。その後、父子は賊に襲われたが、返り討ちに。半次も命がけのシリーズ最高傑作。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
14
長編で始まったシリーズだが、短編8編で一つのストーリーを構成するようになり、安定したペースで読ませる作品になっていたのだけれど、今回はちょっと消化不良。突然7代前の先祖の恨みを晴らす、と思い至った経緯も今一つ説得力に欠けるし、天才少年棋士である息子の設定が全然生かされないままで終わってしまった。ただ、なぶり殺しにされた先祖の恨みを晴らすため、何年もかけて1年に一回だけ命を狙う(そしてわざと外す)というのが面白かった。だけどそれが新たな犯罪を生むわけだから、半次が命がけで止めたことは全く正しい。2020/01/12
うさこ@タッタカタ
10
再読。半次親分がお目見えだよ。いつ見てもきりりとしたいい男だねえ。話は続く、繋がって会得する。楽しいねえ。半次親分!わっちも一度でいいから抱かれてみたいよ。2016/09/18
けいちか
5
シリーズ8冊目。連作短編集。1冊ごとにテーマが決まっているように見えるが、落ち着き先はどこなのだろうか。判次が淡々としすぎているように見えるのは、蟋蟀さんが騒がしいからなのだろうか。2014/03/25
sai
3
図書館の文庫新刊本にあったので、半次捕物控シリーズ物だけどいっかぁ~と読んでみた。主要人物の関連性が分からなかったけど面白かった。最後はさすが佐藤さん、って感じで説明が長いけど(笑)、これはシリーズ最初から読んでみなきゃ、いけないかな(笑2013/08/14
ジュール
2
再読2016/09/16
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