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内容説明
不可解な連続殺人が起こる学園に潜入調査をすることになった刀太(とうた)達。そこで刀太達が出会ったのは、ひきこもりの少年、佐々木三太(ささき・さんた)。三太の正体が幽霊だと分かったことで、九郎丸(くろうまる)は彼が一連の事件の犯人ではないかと疑う。そこに現れた三太の過去を知る少女、小夜子(さよこ)。彼女には大きな秘密と、憎しみに満ちた企みがあった! 学園都市は崩壊のピンチに!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
32
いきなりなゾンビマンガ化。そして最後の。あれ、若くね?2015/03/20
トラシショウ。
13
積読消化。不死の死霊術師の暗躍により、全世界規模でのバイオハザードの危機に見舞われる、麻帆良学園都市での連続殺人を巡る潜入捜査の続き。銭湯のくだりのキリヱが表情、言動共に完全に変態過ぎてお腹いたい(笑)、お巡りさんこいつです(笑)。佐藤ショウジ「学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD」が長々と時間と紙幅を費やして描いたゾンビによるパンデミックを、わずか一巻で発生から沈静化まで描く展開に唖然。不死者同士の人智を超えた力の関与する事態とは言え、この内容を週刊紙連載で描くとは(以下コメ欄にて)。2015/05/03
T.Y.
13
80年に渡る学園の暗部を背負って荒れる怨霊・小夜子。前巻の怪談から今回は一転ゾンビパニックに。本当に世界の危機というところまで追い込んでおいて、スピーディかつ過不足なく綺麗に収束させるのは見事。今回の主役は完全に三太。彼が自分と彼女に向き合うまでは王道ながら良かった。平和でクズな方が「世界が終わってカッコいいよりはずっと」いいの一言が印象的。そして最後でまさかの龍宮…次なる『ネギま!』レギュラーの登場で、前作から引き継いだ流れにも新たな動きか。期待しよう。2015/03/18
JACK
11
☆ 不可解な連続殺人事件が起こる学園で潜入捜査中の刀太たち。犯行は普通の人間には成しえないものだった。容疑者は挙動不審の少年、三太。彼は不思議な力を持っているが、その力は魔法ではなかった。そして、事件の黒幕が動き出す。死者が街に溢れ、世界が崩壊に向かう絶望的な展開はなかなかの迫力。単純な能力者バトルものには無い面白さがあります。2015/03/18
袖崎いたる
10
前巻にて格差社会における差別もしくは区別という合理的階層化を信条とするモブを登場させ、そしてこの巻では明確にその階層の制度に内在する人間関係の軋轢、つまりイジメの事実を提示してきた。これは同じ学園モノでも「登場人物皆いい人過ぎ」た『ネギま』と異なり、『UQ』では「人間のクズと呼びうるような人間」を描く意志の表明と印象受ける。それにこの作品では「不死者」と「セーブポイント」の装置によって、世界を終わらせ〝た〟原因を世界が終わ〝る〟前に回避できるので、単に死の一回性がないだけでなく世界の一様性すらもないのだ。2016/04/17