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内容説明
こどもたちの戦争は佳境へ……。砂嵐の中で次々と倒れる“泥クジラ”の仲間たち。希望を、覚悟を、約束を、胸に抱いたまま散り果ててゆく。そんな悲しき戦場の片隅で、いま二つの“狂気”が相見えようとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
英知@マンガ専用
48
楽しみにしていた4巻ですが、ニビー;;目の前でなんてオウニ辛すぎる・・・!3巻の表紙の人形みたいなのってニビだったんだね。オウニとニビの最後のやり取りが切なかったです。リョダリどうなったのかなぁ。狂ってはいるけれど、彼の言っていることも分からなくないんだよね。「死にたくない」と言ったリョダリにも少し人間性が見られて良かった。私から見たら団長の方が怖いかも;戦いも一旦終わって一安心ですが、オリヴィニス登場でまた謎が深まりましたね。次でファレナの秘密も少しは明かされるのを期待しつつ、また楽しみに待ちます。2015/02/18
honoka
46
素晴らしい画力とストーリー。何かこの作家さんに精霊でも宿ったかのよう。子ども達が敵と思い矢を放つ相手も仮面を取ると少女や少年。心を殺されても「死にたくない」と思う気持ちは残る哀しさ。悲惨なシーンが暴力が愚かだということを物語る。さすがにニビの最期には涙した。アニメ化するなら宮崎駿監督以外浮かばない。2015/02/19
眠る山猫屋
35
泥クジラ攻防戦終結。リョダリは団長が仕留めたが、まだまだ一波乱起こしてくれそう。しかし、感情を抑制する事で統制を図ってきた帝国の異端児リョダリ、感情過多って辛かったろうに。物語は各々がそれぞれの役割を果たす事を求められ、新たなステージへ。2018/06/28
とまつ
20
既刊1~4巻、読了。4巻の裏表紙にある『さよならが、降り積もる世界で。』という言葉に少し悲しくなる。それでも、人々は前へと進み、更なる世界を切り開いていくのだろう。不安感、緊張感、悲しみ、そういった感情が伝わってくるが、同時に希望も感じられる。そんな、上質なファンタジー。絵の美しさにも、ただただ魅了される。2015/04/06
すみの
19
帝国軍襲来の泥船キプロスも泥くじら同様、『ヌース』と呼ばれる心臓部を失うと沈んでしまう。多大な犠牲を出しながらもこの闘いで目を引いたのは、何かが乗り移ったような泥くじらのオウニと常時狂気じみた帝国軍兵士リョダリ(カバー画)。この二人はキーパーソン?2016/12/18
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