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内容説明
砂がすべてを覆い尽くす世界。砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥くじら”で暮らす少年チャクロは、誰ひとり見たことのない外の世界に憧れを抱きつつ、仲間たちと変わらぬ日々を過ごしていた。そんなある日、突然漂着した廃墟船の中で、チャクロは1人の少女と出会う…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
265
謎の多い世界だなぁ。長老会というのは何を知っていたのだろうか?皇帝とはなんなのか?罪人とはなんなのか?疑問ばかりが出てきて世界観もわかりにくくなっていて、面白いというかモヤモヤする。2017/08/20
英知@マンガ専用
118
読メで結構評判が良さそうだったので思い切って3巻まで一気に購入。まだ1巻しか読んでないのですが、世界観がとにかくすごいです!最初は物語独特の言葉や“泥くじら”においての設定にちょっとついていけなかったのですが、だんだんこの世界観に引き込まれてました!しかもファンタジーかと思いきや、実際にこの物語のベースとなる外国の方の日記があるとのことで、こんなことがあったのかと興味がさらに沸きました!ラストの展開が衝撃すぎてサミを抱えるチャクロを見るのが辛かったです;;つ、続き・・・買っといて良かった・・・!2014/09/28
あん
57
娘の蔵書。繊細な絵と世界観に見事に引き込まれました。最近ファンタジー漫画を読んでいなかったので、娘が先を購入してくれることを願いつつ読み続けたいと思います。2018/01/03
まろんぱぱ♪
54
多分、絵柄に好みが分かれそう。思わず、「〇ウシカ?」なんて感じた(笑)泥クジラという閉ざされた世界での物語。「印」と言われる能力者と「無印」とされる能力を持たないモノたちの世界。パターンなら印たちが仕切っていそうだが、短命が故に無印が統治を行っている世界。外への興味が閉ざされている中、若者たちは、新たな刺激を求める。そんな中、現れたリコスが争いを招く。恋も友情も死も「感情」が世界を運命を左右する世界観、嫌いではない。チャクロと一人の少女との出会いがが開く新たな物語。まだまだ謎が多い次も読みたい。2015/11/11
眠る山猫屋
42
砂刑歴93年という記述から、エグザイルな物語というのは察せられた。砂の海に浮かぶ五百人程のコロニー。能力者は短命で、支配層は無能力者という設定が面白い。世界観を受け入れ、登場人物たちの紹介でほぼ終わる一巻だが、主人公チャクロのふんわりした感じに魅せられた。暗転する舞台に衝撃。甘いだけの物語ではない。これは続きが気になる~。2017/12/27