内容説明
しくじり御家人・鏡三郎が今日も行く。好評第7弾!
鏡三郎が行きつけの店で楽しむ鳥肉料理。だが鳥問屋をめぐっておかしな動きが……。鏡三郎は飼鳥屋の新三郎のために一肌脱ぐことに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
58
今回は長編。時代考証に信頼が置けるし、当時の庶民の食の実態、豊富さに驚いた。飼鳥屋の新三郎がメインで、“くじら屋”(ももんじ屋)の親父:与平の人の良さに、世の中、捨てたもんじゃねぇぜ、と、江戸っ子になって楽しむ。せっかく娑婆に戻れたのに、真っ直ぐ家に帰らず、昔の女としっぽりでは、みきに許してもらえないのは自業自得だよ。2022/02/01
しんこい
11
江戸時代でも鳥肉食べまくって、それを捕る人、売る人がいてそこが舞台となっているのが興味深い。ただ、大番屋という舞台はどうでもよくなり、結末も妙に急いでいる感じがして、ちょっと物足りないかも。2015/04/05
ジュール
8
江戸時代、将軍の鷹狩りのため餌の鳥をとる様々な仕事が出来ていた。飼鳥屋の新三郎はゴタゴタで3年ほど寄せ場に。帰ってきたら雇い主に裏切られ、鏡三郎いきつけのくじら屋に勤める。複雑な背景がだんだんと解き明かされていく。2020/06/08
うさこ@タッタカタ
8
久しぶりの縮尻鏡三郎。新三郎シリーズがスタートかと思うほど、拝郷さんの出番が少な!前作が、面白かっただけに寂しく思いました。2014/12/17
蕭白
4
短編かと思いきや・・・。読みごたえがあって良かったです。2015/02/22