ガガガ文庫<br> 人生 第3章

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ガガガ文庫
人生 第3章

  • ISBN:9784094513592

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内容説明

炎上したけど祭りはないよ……!

夏休みも終わり、二学期が始まってから数日。
 主人公の赤松勇樹(あかまつ・ゆうき)は例によって第二新聞部の部長・二階堂彩香(にかいどう・あやか)に叱責されていた。
「勇樹に必要なのは、心のアンテナを張り巡らせること。そして燃えるような情熱を持つこと!」
「……そういえば、なんか焦げくさくない?」

 炎上ッ! 祭りやマーケティングじゃなくて、人生相談受付BOXそのものが焼失ッ!
 必死で消火にあたった赤松を横目にスクープ写真をゲットした彩香は、この件を記事にすべく取材をはじめる。
 一方、燃え残りを集めて作られた切り貼りの質問に答える、体育会系代表のいくみ、理系代表の梨乃(りの)、文系代表ふみの3人。当然、質問にも答えにもなるはずがなく……。

 お悩み相談の舞台は学校から商店街へ! 報道、露出、売上、欲望、放火のこと……。twitterでも相談募集中! 超☆感動・人生相談3回目!!
 いくみの憧れ、商店街のヒーロー・コガネン登場!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

51
3巻目にしていい具合にはじけてまいりました。ギャグの豊富さに圧倒されるし流行りのパロディネタをほとんど使わずシチュエーションづくりする姿勢には頭が下がる。脱線やどうでもいい展開をしているようで終盤まとまってちゃんとオチているのも良かった。これだけ笑わせにきていて文章に白々しさがないのも安定感がある。2012/08/21

Yobata

33
第二新聞部のお悩み相談BOXが燃やされるという事件が起こる。その裏には学校七不思議の一つにあるHHH団という秘密結社の影があると推測された。それにいくみは子供の頃から憧れていた商店街のヒーロー・コガネンに解決を依頼しようとして…。今回は体育会系のいくみ回。おじいちゃんと共に見て憧れた商店街のヒーロー・コガネンに執着するいくみ。体育会系特有の前向きで直情的,一直線ないくみらしさが大変よくでていたがちょっとしつこかったかな?コガネン愛の過去話も薄かったような気がしたしwしかし流され体質もあるけど勇樹は→2014/03/10

メロリン@5月は再読強化キャンペーン!

29
前2巻でこの作品の方向性が示されていたのでとても読みやすかったです。肩の力を抜いて読みたい時に読めるので、忙しくて読書にあまり時間が割けない時とかにピッタリだと思います。相変わらずふみの妄想が1番のツボです。2014/01/16

θ(シータ)

28
「くんくんくん……まったりとして、それでいてふわっとして、なんとなく香りの宝石箱のような……分かった!」今回も笑いが止まらなかったねw特にゴリラの所がヤバかったw最初は相談BOXが何者かに燃やされた所から始まった。お、まさかのシリアス展開か?と思ったけどやっぱりギャク展開になるというwそして、その中で光っていたのがいくみが好きなコガネンと秘密結社HHH団。HHH団の秘密には本当に共感出来るね。特に男性諸君、君らだよ!相変わらずくだらなかったけど面白かったです。いくみ、最高!!!星3つ【⭐️⭐️⭐️】

芳樹

26
悩み相談箱に火を付けた犯人捜しと高校以外での悩み収集のため、第二新聞部が学校を出て商店街に進出する今回は、表紙を飾るいくみと彼女が憧れる商店街のヒーロー・コガネンのエピソードが中心。公募された悩み事の相談に応じていくという連作短編のような展開ですが、全然関連性のない悩みにも関わらず、終わってみると全てが一本に繋がるという構成の妙が光りますね。相変わらず楽しい。今回最もツボにはまったのはコガネンの歌でした。電車の中で変顔になっていたに違いないので、マスクしていて良かった。次回は学園祭編かな。読むのが楽しみ。2024/04/05

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