内容説明
いま、クラブの真実が紐解かれ始める!
罪無き人を狩る「クラブ」がこの世には存在する。
罪無き人を狩る「ケモノ」がこの世に蔓延っている。獲物として選ばれる者たちに、理由らしき理由はない。ただそこにいたから、ただ笑っていたから、ただ生きていたから――たまたま、偶然にも、不幸にも、選ばれる。選んだ者たちは、選ばれた者たちのこれまでの人生や、夢や、希望を一切省みることなく踏みにじる。自分が一時、気持ちよくなるために踏みにじる。
――だが、偶然は時に恐ろしいものを運んでくる。
これはその偶然で選ばれた『僕』=赤神楼樹の物語。彼は「ケモノガリ」として「クラブ」のケモノを狩る存在。
今回赤神が訪れるのはドイツにある村。ルートヴィヒ一族に支配下におかれているその村に、ブルク=クヴァル(苦痛の城)と呼ばれる古城がある。その城のなかには、「クラブ」の隠された真実が、秘められていた―――!
ついに赤神と対峙する壮絶なる謎の敵アストライア! そして、改造アニマル大進撃!
東出祐一郎の破壊的テンションが炸裂する絶好調の第三巻!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
15
再読。この巻自体はイヌカミ登場での、話の膨らみせる繋ぎの感じでした。シャーリーとかはなんか違うので唯一の仲間というキャラでしたし2023/04/05
本気・・・
6
この巻はバトルしてはいるけど、後の布石のための巻って感じだった。あと、最初読んだ時は主人公がずっと一人で物語が進むもんだと思ってた。2013/11/30
魄
4
前巻の終盤に登場した謎の少年・アストライアが赤神楼樹の前に立ちはだかった。恐らくはいつか決着をつけなくてはならない最大の宿敵だろう。今回は改造された動物たちと対峙するという動物愛護派には些か厳しい展開が続いた。もちろんその背景には憎むべき"クラブ"と"娯楽提供者"の存在がある。少しずつではあるものの前進はしている…けれどなんと救いのない道なのだろう。今回から仲間(と呼んでいいのだろうか)に加わった彼はかなり頼れる存在なので今後の彼らの旅路が少し楽になるといいのだが…きっとならないだろうけど…2025/06/01
水無月冬弥
4
仲間も増えたけど、敵も増えた。しかもバケモノばかりだし。おかげで他の敵がまるでゴミくずのようだった。2011/03/16
かなた
2
★3。あっちもこっちも仲間が増えた。あとがきなかったのはちょっとだけ残念。2012/09/20
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