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物理学の原理と法則―これだけは知っておきたい

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569794334
  • NDC分類 420
  • Cコード C0242

内容説明

船が浮くしくみを説明する浮力の原理。特権的な「加速系」は存在しないとする一般相対性原理。波長が短いと、光は粒子的に振る舞うことを表すプランクの法則…。世界のなりたちをシンプルに表す物理学の原理、法則、さらに原則を解説する。科学の基本を押さえておきたい方、美しい真理の世界を楽しみたい方に向けて、文章力に定評のある著者が、身近な具体例や歴史的エピソード、夏目漱石の引用などもまじえて語る。

目次

第1章 原理、法則、定理とは何か(物理学の大前提;物理学の要件 ほか)
第2章 物理学の原理(アルキメデスの原理―「エウレーカ」の叫びが響く;浮力の原理―船はなぜ浮くのか ほか)
第3章 物理学の法則(平行四辺形の法則―力学の、基礎の基礎;自由落下の法則―中原中也はわかっていなかった ほか)
第4章 物理学の原則(対称性―時間・空間の変換と物理法則;不変性・共変性―これを満たしてこそ真の理論 ほか)
第5章 自然の論理と人間の思考(オッカムの剃刀;物理学者は統一がお好き ほか)

著者等紹介

池内了[イケウチサトル]
1944年姫路市生まれ。京都大学理学部卒業、天文学者、宇宙物理学者、理学博士。総合研究大学院大学理事、名古屋大学名誉教授。1997年、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)で講談社科学出版賞受賞。講談社科学出版賞選考委員、大佛次郎賞選考委員もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

7
はっきりいって…学校の教科書。小学生時代に理科の教科書を眺めては嫌気を覚えた人種には不向きであった。文中には見慣れない用語が散乱していて、いくら著者が太字で強調していても、物理学の嗜みのない人では指示対象のイメージ形成ができないのである。であるからして、そうした語の連なりで出きている文章を理解することが叶わなかった。読み終わって頭に残っていたのは「自然の一様性の原理」と「自然は最短距離を選択する」という、物理学者の「自然は合理的なものである」ことへの信仰深さくらいであろうか。大変無念だが、畑違いは難しい。2015/10/09

氷柱

3
690作目。4月7日から。一作空けてまた物理の作品。物理学が難しいのか簡単なのか段々とわからなくなってきたが、大学入試向けの試験を出されたら恐らく0点を取ってしまうことははっきりとわかる。そしてこの作品を全て頭に叩き込んでも結果は変わらない。それくらい物理学は奥が深い。一方でもう少し広い範囲を体系的に学ばなくてはならない。そんな気を起こさせてくれる一作。大学入試向けの内容からは少し離れているけれど、きちんと物理学を把握したいのであれば決して避けることのできない情報が満載となっている。2021/04/09

TSUBAKI Shin-ya

1
どちらかというと物理を知らない人と言うよりはちょっと物理学を学んだ人向けの内容。大学1~2年生くらいか、意欲のある高校生向けといった内容。深みはないが広がりはある。数式もさほど出てこないので(出てきたとしても飾り)、物理学者の抱いている物理に対する思いを知るにはいいかもしれない。2011/07/25

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

0
分かりやすくまとまっている。2016/09/18

ケユ一ナ

0
これは読むというよりも教本のように扱ったほうがいいと思う。 学校の図書室にもあってこの新書は顔が広いような。ボイル・シャルルに萌えた変態。 2014/04/08

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