内容説明
戦艦『ミズーリ』を我が物とし、元の持ち主、アメリカにもこれを誇示した日本。その頃、満ロ国境では、ハイラル支店の西川支店長が、かつての同期で張作霖の経済幕僚・王守存が、ドイツ人民軍の敗残兵を組織し始めていることを知る。
感想・レビュー
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ikedama99
1
東シナ海護衛・・というタイトルの話しが出てくるのは、この本の後半1/3みたいなもので、それが出てくるまでの下準備が長いと思う。ただ、無駄に長いとは思わない。特に、ドイツ突撃銃の話しは面白かった。腹の探り合い、人の思惑の読み違いなど・・色々とあるものである。佐竹・遠山コンビに匠の技の「モスキート」には笑いました。今後の結末の付け方は、より難しくなった感じがするが、どうなるか?楽しみです。2013/11/23
ikedama99
0
新刊購入につき、読み直し。「ハイラル支店」の動きが面白い。人の思惑の中の丁々発止のやりとりが、やはり面白いし、この作者のうまいところかなと思う。それにしても、一つのずれが、大きな結果をもたらすこと、またありました。B25の空襲の顛末は・・うまくいったのかそれとも?続き期待。2014/05/06