内容説明
ウマイ魚を釣り上げろ! 雑魚釣り隊を率いて津々浦々に出没。還暦すぎの選手ばかりで三角ベース大会に参戦。野望はきっぱり全国優勝!? 隙をねらってキャンプで焚き火。その合間にせっせとモノ書き。なぜか易者にあこがれてみたりもする。この歳になって何ヤッテンダ的なシーナの東奔西走の日々。マゴ3人もいるんだかんね。日常のあれやこれやをブッタ斬る、暴走ナマコの痛快エッセイ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
29
ナマコシリーズ第3弾。図書館本。 相変わらずライトで読みやすい。朝ちょっと仕事行くのが面倒だなというくらいの日には、トルストイよりも椎名誠を選ぶべきだ(トルストイは未読)。とりあえずまだまだ図書館にあるので、これからもどんどん読んでいきたい。 しかし、食べ物とお酒の話が多いので、時間帯によっては食欲をかなり刺激される。帰りの通勤電車で読んでたら、途中下車して居酒屋に入ろうとしてしまうくらいにキケンだ。 「夜中の一人ビールにはあぶったヤキソバがいい」2020/09/06
ロボット刑事K
17
怒涛のナマコエッセイ3作目。ところが前2作と比べると、少々テーマや内容が堅いような。子供に必要なのはブランコのある公園より草原だとか、含蓄のある良い話だとは思いますが、こちらが期待する椎名さんのエッセイとは少し違います。またネタの使い回しも少し目に付きました。とは言え椎名節は健在で面白いことは間違いなく☆4つです。しかし、著者近影の椎名誠さんはいい顔をしていますね。私も椎名さんに負けないくらい酒が好きで本が好きで焚き火が好きで麻雀が好きで何より人が大好きです。一度酒を一緒に飲んでみたい人ナンバーワンです。2022/12/07
nao1
13
椎名誠のエッセイを20年ぶりに読んだのだけど、芸風が変わってなくて驚いた。孫ができても落ち着くどころか、軽トラを運転し、海辺に繰り出し、仲間とわちゃわちゃやってる。三角ベースのような小学生の遊びを全国組織にしてしまったり。楽しそう!と人が集まってくるのがわかるなあ。還暦すぎの老選手を集めて「ねんきん団」を作ったり。相変わらずタマネギ信者で、おつまみ(タマネギスライス+納豆+辛子+だし+温泉卵を猛烈に混ぜる)の作り方が書いてあったのでやってみたら美味しかった。まるごとタマネギを蒸し煮にするのもやってみよう~2015/05/04
時代
11
やっぱり椎名さんが好きだ。電車の中でクスクス笑ってしまった。2013/09/06
たか。
7
日本の素晴らしさ?を再確認した作品。世界中を旅した椎名さんならではの比較論かな(多分)とにかく今回も面白かったです。2013/08/27