集英社文庫<br> 本日7時居酒屋集合! - ナマコのからえばり

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集英社文庫
本日7時居酒屋集合! - ナマコのからえばり

  • 著者名:椎名誠
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(2012/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087468953
  • NDC分類:914.6

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内容説明

人生のヨロコビはいつもの場所で仲間と呑む冷たい生ビールなのだあ! 心の底から叫ぶ量産型原稿職人シー「ナマコ」ト。カツオの一本釣りにムネときめかせ、タマネギの効用を熱く語り、多機能機械にスルドイ突っ込みを入れ、本場トルコ風呂で大悶絶。至福の時が手に入るならシメキリ地獄もなんのその。ナマコ一匹やるときはやるのだ。いちゃもんと妄想がおりなす脱力系ナマコ・エッセイ第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
週刊誌に連載されているエッセイ集の文庫化。著者のエッセイはどちらかというと気を抜いて読むことができる。先日家内の手術の待ち時間のときに読むには厚さといい内容といいピッタリだった。初めは吉村昭の本や、時代小説も持っていく候補だったがやっぱりこちらを選んで正解だった。待合室は私一人、おまけに正面玄関も閉められて夜間出口を探したり大雨で足がびしょびしょになったりと私にも災難日だった。内容は忘れたけれどこういう本はどこかで書かれていた面白いことを思い出したりすると儲けもの。2022/09/01

佐々陽太朗(K.Tsubota)

67
7時というのは椎名氏がアジトとしている新宿の居酒屋で最初の生ビールをグビグビと飲み「プハーッ」と言う時間なのだ。椎名氏は月20本以上の締め切りを抱えているのだ。まさに締め切り地獄なのだ。そのような毎日の中で、締切太郎、締切次郎、締切三郎と目の前の締め切りをやっつけ、居酒屋で「プハーッ」とやることを最大のヨロコビとする人生なのだ。誠にすばらしいのだ。飜って私は今日も大した仕事もせず、通勤バスの中で椎名氏のエッセイを読み、家に着くなり冷蔵庫の缶ビールのプルトップをプシューッと開ける人生なのだ。スマヌ、スマヌ。2013/04/09

akira

29
ナマコシリーズ第2弾。図書館本。 相変わらずライトに読めるエッセイ。基本的には「小笠原へ行って釣りをした」とか「沖縄に行って飲んだ」とかそんな内容が大半なのになぜかとても楽しい。だが気を抜いていると、世界の水問題とかSFの名作話などディープな話題も紛れ込でくる。 なんだか最近ろくに飲みにも行けてないせいか、椎名さん読みながら羨望のまなざしを向けている。 「新宿の居酒屋がアジトになっていて、そこに行って最初の生ビールを呑んで、『プハーッ』とやるのがいまのところの人生の最大のヨロコビだ。だいたい午後七時だ」2020/08/29

ロボット刑事K

21
椎名氏は出版までのタイムラグがあるから敢えて時事ネタは扱わないようにしているとおっしゃっています。この本でも扱われているのは北京オリンピックと毒入り餃子くらい。どちらも当時の私にそこそこ絡みのあったイベント(?)だったので懐かしいです。なんと椎名氏は2008年当時、月に24本の締め切りを抱えていたとか。ほぼ毎日締め切りじゃないですか。でもって日本中を更には世界中を旅してらっしゃる。なんてバイタリティ、なんてエネルギッシュ!ホントに脱帽です。☆4つ。でもそんな椎名氏でもネタに苦しむことがあるんですね。2022/12/06

ダンスにホン!ころりん

10
2011025第1刷 初出「サンデー毎日」080615号~090322号 130430読了 「すばらしい雪洞生活」がすごかった。趣味で作っていたって… コの字に掘り進み内装も平らにして、完成したのちその中で鍋@@ ここまで本気の遊びをしてしまうなんてさすが椎名さん!しかも月20本以上の原稿を旅をしながら書きつつ、本もたくさん読んでいらっしゃるのだからもはや神業、超人的!元気を充電できました。あと「しあわせの種差海岸」行ってみたい~2013/04/30

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