内容説明
好きなサケの肴はウニ・ホヤ・ナマコ。ある日シーナは自分の名前シイナマコトのなかにナマコがいるのを発見する。いやます親近感。海の底にころがって、何考えてんだかわからないナマコもときには月見て吠える。週刊文春連載コラム「赤マントシリーズ」と並行して始まったサンデー毎日の「ナマコシリーズ」は、上目づかいの遠吠えエッセイ。発熱逆上都市の怪しい夜をナマコはずんずんころがりまくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
96
「本の雑誌」の生みの親、昭和軽薄体を創出し、文学界に「スーパーエッセイ」と言うジャンルを築いたシーナ隊長のエッセイ。なんで「ナマコ」なんだ?と思われるが、好みの三大酒の肴が「ウニ・ホヤ・ナマコ」と言うだけのこと。そんなノリの雑文です。健康診断で医者から指示されてエセベジタリアン生活を始めたものの、「ビールは大麦、焼酎は芋だからオッケーね。」と言うところはさすがシーナさん。そして、世の中の理不尽さに怒りをぶちまけているのもいつもの事。万人におすすめできませんが、シーナワールド全開の一冊でございます。★★★2021/06/12
saga
58
『カツ丼わしづかみ食いの法則』をタイトルに惹かれて購入後、これが「ナマコ」シリーズだと知り、まずはシリーズ第1巻から読むことにした。2007年からのコラムということで、私にとっては比較的最近、著者にとっては還暦後の作品で、文章に程よい落ち着きと面白さがある。21世紀の若者に対する憤り、環境省の役人に対する怒りを読むと、野田知佑を彷彿させて、ああ著者も同じベクトルを持った人なのだなぁと思えた。「赤マント」シリーズも読んでみたくなった。2024/05/18
akira
26
ナマコシリーズ第1弾。図書館本。 椎名さんらしい実にライトなエッセイ。ワカモノにくだを巻いたり、映画に影響されてランドローバー買いそうになったりと、なかなかに楽しい。 衝撃の事実。ほんとくだらない(褒め言葉)。そんなこと思いついても書いたらただのオヤジである。でも引用しちゃってる自分も同じだなと思いつつ。休日の昼間にビール片手に読むのがオススメのシリーズ。 「そうだった。ぼくの名前はシイ『ナマコ』トである」2020/08/12
ロボット刑事K
18
こういう軽妙洒脱、平たく言えばくだらなくて面白いエッセイを書かせたら、椎名誠氏の独壇場ですね。これまでに色んな雑誌にエッセイを寄稿されてるので、自分が読んだことアルやつかナイやつか、判断に迷いましたが、このサンデー毎日版は未読でした。よかった。椎名氏がコキ下ろしたり、ツッコミ入れたりする店や人物像も、分かる分かると激しく同意です。星新一氏のショートショートもそうですが、こうした肩肘張らずに読めて、かつ面白い文章に接すると、自分にも書けるのでは?と勘違いし、危なく原稿用紙準備しそうになります。☆4つです。2022/12/06
時代
14
GWツーリングのお供の一冊。読メで確認すると、ナマコシリーズの初巻を読んでいないことが発覚。いかん、こりゃ読まねば、と勇んで読んだが、あれ?この話知ってる、既読だったかな?などと翻弄されるが、いつものシーナ節だからおんなじ事書いててもいいのである。結構前の連載当時なので時事ネタは旬ではないがいいのである。しっかし自由で魅力的な人だなぁ◎2018/04/30
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