講談社文庫<br> 友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の約束」

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講談社文庫
友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の約束」

  • ISBN:9784065222669

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内容説明

大学時代までラグビーをやっていた山中伸弥は、平尾誠二にずっと憧れ続けていた。ついに叶った対面。友情を温める二人を襲ったのが、平尾誠二のガンという悲劇だった。山中が平尾の闘病に寄り添っていたという事実は、生前はほとんど知られていなかった。本書は、その二人の出会いから死別までを追う、感動のノンフィクションである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

30
◎いい本でした。大人になってから友情を構築していけることはあまり無いように感じているだけに、御両者ともにすごい人物であることが伝わります。相互のリスペクトと人格なのだろうなと思いました。山中さんの別れの言葉は感極りました。平尾さんの「チームワークは個人が責任を果たすこと」という言葉も胸に迫りました。2021/10/24

piro

29
平尾誠二さんと山中伸弥先生の、短くも濃密な友情の軌跡。ラグビーが縁で交遊を深めたおふたりは、本来であればもっと長い付き合いになったはず。53歳という若さで癌で逝った平尾さん。早過ぎる別れが悔しい。でも家族や山中先生ご夫妻に支えられて最期まで前向きに生きた平尾さんの生き様は清々しい程でした。とにかく平尾さんがカッコいい。そしてとても素晴らしいご家族です。「治してあげられなくて本当にごめんなさい。」主治医では無いながら、ひとりの医師としての山中先生の真摯な思いに目頭が熱くなりました。2021/03/19

しーふぉ

20
対談を通じて知り合った同学年の2人が親友と言っていい関係だというのも初めて知りました。平尾さんの闘病の記録でもあります。ガンになったら治療方法の選択に迫られることがよく分かりました。平尾さんの言葉の端々に色々なことに興味があり勉強しているのが垣間見え、話ししていて魅力がある人だったのですね。また、多忙な日々、少しの時間を見つけては見舞いに訪れ、医者の元に相談に行く山中さんの誠実さに心打たれます。逆縁の不孝をするお袋に申し訳ないという言葉がまた印象的でした。2022/09/10

ひこかつ

11
映像化する?とゆうことで 気になってた本。なんせもっくんが平尾サンに激似‼︎ 以前ラグビー場で斜め前に平尾サン座ってたんですけど、かっこよかった〜!会話が関西弁で和みました。 ご冥福をお祈りします。2024/08/11

Mark X Japan

6
いい大人になってからの親友が,病で早く亡くなったのは,言葉にならない思いがあるでしょう。二人の対談には,頷くことが多かったです。今更ですが,ご冥福を。☆:4.52021/02/18

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