内容説明
カクレキリシタンの風習を色濃く残す九州某所。堂林暦は地元の名門・堂林家で、14年前に起きた連続惨殺事件の生き残りだ。彼の帰還を機に再び繰り返される陰惨な見立て殺人の真相は? 傑作ミステリー誕生!!
※本書は2013年6月3日に配信を開始した単行本「聖者が殺しにやってくる」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
9
キャラクター描写が鮮やか。とくに主人公の青年と小生意気な少女がいい。いや、個人的には冷静な秘書に注目してましたけどね(笑)。「隠れキリシタン」とかややこしいネタも入ってますが、じつはシンプルなミステリーです。おもちろかった♪2013/05/08
ゆき
5
最初、登場人物の多さに「なんじゃこれー」となって、萎えてしまうのですが、頑張って整理しながら相関図の組み立てを終えると、不思議と面白くってずんずん読み進めてしまします。主人公も今時のおしょうゆさっぱりの青年で嫌味が無くって良かったです。これでアクが強かったら憎しみを抱いてたかもしれませんね。ご神体にはすぐに気がついて「ありゃりゃー」と思いました。まあ、そういう事も民俗学には無きにしも非ずですよね。2013/09/07
篠田@書店員復帰を目指し中!
5
グロいシーンもありグロ好きにはたまらない。しかし、登場人物が少し多いので頭が混乱してくる。文章は読みやすいので面白い。2013/06/21
ひーたろー
4
登場人物が多いのがちょっと苦手かなあ。最初、加藤と暦のこと、どっち!とか思ったのが成程な感じ。花梨とか暦とかはキャラ立ってたけど、もうちょっとそのキャラが活きてもよかったのかな、とも思う。結末はなるほどな感じでした。2016/05/22
うちぽん
3
過去の事件との物語の構図、人間関係と動機が面白かったです!2020/03/31