内容説明
構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、教授の髪の毛が突然燃える人体発火、ホメオパシーでの画期的な癌治療、更にはクロロホルムを使った暴行など、大学で日々起こる不可思議な事件。この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、化学オタク(?)沖野春彦准教授――通称Mr.キュリー。彼が解き明かす事件の真相とは……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
417
ガリレオシリーズの好きな人なら、絶対ハマるでしょうね。あちらはサイエンス全般だけど。カバーイラストと違うけど、ドラマ化するなら沖野先生役は、佐野史郎氏にやってほしい。2013/08/18
射手座の天使あきちゃん
355
ノーベル物理学賞&化学賞を受賞したマリ&ピエール・キュリー夫妻、この偉大な科学者の名前をニックネームに冠する彼は四宮大学理学部准教授・沖野晴彦 庶務課の七瀬舞衣とともに難事件に挑むこの物語の主人公 頭脳明晰にして長身・イケメンと言えばスーパーヒーローのように聞こえるが、いつしかS系の舞に惹かれ彼女の男友達に嫉妬したり、ストーカー女子にぶっ飛ばされるほどケンカ弱っ!と至って普通・等身大のオジサンである。 さあ、あなたもMr.キュリーとともに大学の内外で巻き起こる脱力系の謎に化学の知識で挑みましょう!(笑)2017/08/26
mae.dat
290
シリーズの第1弾。5話連作短篇。成る程ねー。シリーズを重ねる毎に、設定も詳らかになって行くのでしょうね。また、学生さん達の再登場もありそうですね。いや、明らかに悪質な犯罪もあったんだけどね。四宮大学さんの方針なのでしょうか。学生に甘い(寛大)。まぁ、ふざけている訳では無いですが、バリバリのシリアスドラマって訳でも無いので、その辺りは等々は少し緩めなのですね。七瀬さんと沖野せんせーの関係がどう変遷して行くのか楽しみにしましょう。“ハンカチに染み込ませたクロロホルムで麻酔を掛けるためには、少なくとも十分以上”2024/06/10
おしゃべりメガネ
224
【レビュアー大賞】初読みの作家さんで、その名のとおり'化学'を扱った探偵モノでした。五編からなる連作集でキャラもわかりやすく、テンポもいいので読みやすいかなと。大学の庶務課に勤務する「舞衣」と准教授「沖野」こと『ミスター・キュリー』がコンビを組んであらゆる'事件'を解決していきます。ちょっとツンデレ具合な「沖野」と、少しばかり強引&熱血?な「舞衣」の組み合わせがなかなか痛快です。それほど化学に詳しくなくても、十分に楽しめる作品なので、シリーズ化されている理由がよくわかります。読みやすい作風で良かったです。2017/08/01
た〜
224
微妙。面白くはあるのだけれど、特筆するほどではない。ミステリーではあるけれどあんまり意表をついてくれない。この著者は短篇集より長編の方が好みに合いそうだな。2015/04/19
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