- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
19世紀後期の英国。ロウランド伯爵の館は、重く冷たい澱の中へと沈んでゆく。焦燥、不安、倦怠、疑惑、不信、詮方ない想い、独善、憂い、そして、裏切りと怒り。“家”の深部から潰えていくかのような悪寒に、家庭教師レイチェルは大切な教え子を守るための戦いを始める。聖誕祭を希望の光として……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネロ
19
やっっっと出ましたね7巻...相変わらずの密度。確かにこれを描くには時間がかかりそう。マンガというか、これはもう映像作品だと思います。クラシックな英国映画。平面じゃなくて立体としての情報量がすごいから、マンガとして読むのが相当疲れる。 暗くて寒くて重油のような重たい空気。貴族に生まれたが故の金の足枷に、誰もが気付かないうちに心を傷めていっている。アーサー不在のロウランドはどうなってしまうのか。どうしようもなく暗くて嫌な物が横たわっているが、いつも一筋救いの光が見えるので、諦めずに読み続けてしまいます。2011/10/05
ビスケ
16
19世紀末・英国のロウランド伯爵家を巡る愛憎劇、第7巻。ボタンの掛け違いがどんどん大きくなって取り返しがつかなくなっていく様子や、「受け取ること」に慣れていた人が、それを手放したときの恐怖などを、素晴らしい描写力で描いている。あまりに素晴らしすぎて、読んだあとはいつもため息。続きを待つのが辛い……。あと、凶暴な猫が可愛すぎて悶絶しました。2011/09/29
まこまこ
12
待ちに待った新刊!一気読み。意気込みとは裏腹に話は重くて暗い。そしてまた気になるところで終わる…。これでまた二年以上待たされたら凹む…生殺しもいいところです。まだ夏の章と秋の章とハニロがあるんですよね…?先を考えると不安なので、せめて一年一冊出して欲しい。2011/09/27
天狗
11
衝撃なラスト!グレゴリー!!!一番好きなキャラが!!あうあう!そういえば髪の色違うもんね!むしろ私が引き取ry‥。本当に作者はどこまでどん底にたたき付けたいんですか?!いやそこがいいのだけれど!アンナよ、ウィリアムに対してありゃないわ〜。「目をかけてやった」って‥。あんた!自分の息子にそんなこと言っちゃだめだろ!アーサー‥アーサー、おまっ!一番キレさせてはならない人がキレました。怖すぎます((゚Д゚ll))。クリスマスカード燃やすなよ!アイザック‥君だけが心の救いだ。レイチェルが大好きで気遣う君が可愛い。2011/10/08
佳蘋(よし)
10
重い。アーサーさんたちの旅行のところがずっと胃に重かった。明るければ明るいほど、ローランド邸にいるみんなが心配でなりません。息苦しい。でも目が離せません。そこで終わるなんて策士すぎる。2011/10/19