バーズコミックス デラックス<br> Under the Rose (8) 春の賛歌 【電子限定おまけ付き】

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バーズコミックス デラックス
Under the Rose (8) 春の賛歌 【電子限定おまけ付き】

  • ISBN:9784344829909

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内容説明

19世紀後期の英国。堅く閉ざされていた過去の扉を開けたロウランド伯爵の述懐は続く。恋焦がれたリッケンバッカー伯爵の令嬢アンナを娶った彼が手に入れたもの。それはなんであったのか。虚飾のベールが取り払われたとき、そこには人の望みも祈りをものみ込む深淵が横たわっていた。そして、今宵は聖夜、父の帰還を待つ子供らを前に家庭教師レイチェルは――。電子限定おまけ付き!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カレーリーフ

19
伯爵の苦悩、不運続きのモルゴースの献身、アンナの切れっぷりという過去20年の重量級エピソード振り返りの巻。のはずだったんだけど、終盤の、次男ウィリアムの前での長男とミス・ブレナンのキスシーン(ほぼ)に気持ちが持ってかれた。長身カップル、いい感じ。これでいいじゃないか、と。2014/07/08

せいや

17
★★★☆☆ 本屋のPOPに負けて思わず8巻だけを読んでしまったせいで、人間関係の把握に一苦労だった。でも何か凄く惹かれる雰囲気がある。1巻から順に読んでみよう。ということでシリーズ大人買い決定。2014/05/13

ネロ

15
やっとのことで見つけて読めた8巻!久々に続きを読んだけど、相変わらず暗く重たいです。いつになったら春になるのか、という感じで…こんなにも人間の多面性を巧く描く人はいまんせね。今回はアーサーの視点で物語が進みます。彼の孤独にひたすら心が痛みます。いつかアンナの心が開くことを信じ尽くしてきただけに…アンナが変わることはないんでしょうね。何が彼女の心をあんなに頑なにしてしまったのか。ライナスやロレンスにときたまみせる優しい顔は?振り回されるロウランドの子どもたちが一番可哀想です。2014/12/16

絹子

15
衝撃のラストの前巻から丸二年。なのに肝心の謎が謎のままとか…それもまた衝撃…。これまで伯爵はなにを考えているかわからなくて不気味だったけれど、なにを考えているかを詳細に描かれてもやっぱり不気味。お話には関係ないけれど、伯爵が初めて見たアンナさんのカットはいつもコピー使いまわしで、それが強烈なひと目惚れだったこと、その瞬間に伯爵が目を奪われて、その後なんども目裏に思い出しただろうこと(そしてそのときの美しさを上回る笑顔をアンナさんが伯爵に向けたことはなかったこと)の演出みたいで、なんだか好きです。2014/01/19

佳蘋(よし)

14
アンナがなぜそこまで頑なに自分も他人も追い詰めたのでしょう。そこが分からない。子供たちの笑顔がなければ私もきっとこの巻を読み終われないでしょう。もう辛い。最後の最後のアンナの疎外感もすごい。おかけさまでおまけ漫画のウィルくんが本当に不意打ちでした。何アレ超可愛い。2014/02/10

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