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内容説明
19世紀後期の英国。家庭教師レイチェルの発案による宴は、ロウランド伯爵家に、蜜のような懐かしくも甘い記憶を蘇らせた。やがて、宴は幕を閉じ、賓客は去りゆく。屋敷に訪れるのは、いつもと変わらぬ日常の筈であった。だが、投ぜられた一石は、波紋となって広がる。深窓に隠る女主人アンナの元までも……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
19
捩れた関係でも、夜の庭園で二人は踊る。それが何とも美しく、切ない。ウィリアムの歪んだ行動の理由が、伯爵とアンナの会話を阻止しようとするところに垣間見え…。自分の本当の気持ちに気づかず、頑なに伯爵を拒絶するアンナの高飛車な言動、伯爵の宣告。誰もが傷つき、心の闇を抱えて生きながら、愛に飢えている様が息苦しく、続きが気になって仕方がない。2015/01/21
exsoy
17
爆弾が投下されました。アンナがショックを受ける謂れはないはずだけど…なんか病みそうな気がしますね?2013/01/20
更新停止しました。ありがとうございました。
13
親に愛されていないと感じることや親の不仲それらに傷つかない子どもはいない。傍からみればすでに壊れている家庭をそれぞれのやり方で壊れていないかのように繕ろおうとしていた年長の兄達もその例外ではなく彼らの努力が痛ましすぎて気持ちがズキズキした。今巻で次男が必死に取り繕っていた現実を彼女が知ってしまったのだがこれで辛うじて保たれていた均衡が崩れるのだろうか。この崩壊の果てにそれぞれのより良い未来があればいいと願わずにはいられない。2009/06/20
せいや
12
★★★☆☆ アーサーの友人は本当にいい人達だなあ。アンナも心を開けば、あの輪の中に入っていけそうなのに……。なぜそこまで頑ななのだろう。価値観が違うというのは理解できるけど、そもそも歩み寄る気がないというか、意識的に拒絶しようとしてきた感じがする。やっと変化を望んだのかと思ったら、そっちに行っちゃうのか。ウィリアムが哀れ。 ブレナンが泣いたときの伯爵のうろたえ方がアルバートと同じで、やっぱり親子だなと思った(笑)。表紙と口絵にいるライナスは本編に出番がなくて残念。今回はグレゴリーとウェルズさんに癒された。2014/06/02
なつめ
11
暗い。とにかく暗い。伯爵の告白に背筋が冷たくなった。仕方ないのだけど、すれ違いが悲しい。ツンデレなアンナに気づいてあげてほしかった。それにしても「誘蛾灯」ってそういう意味か…。ウィリアムは二人の気持ちに気づいてたのね。残酷すぎる。2011/05/30
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