- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
愛と憎悪が交錯するサスペンス、完結!ことの起こりは13年前。銀行員として米国に駐在中の北大路冬彦は、上司の柳原に巨額横領事件の罪をなすりつけられ収監されてしまう。収容されたシェラネバダ刑務所で人生を終えるかと思われた北大路は、ある男の力を借りて脱獄に成功。そして脱獄の手引きをした”クロブチ機関”なる組織の一員、春居筆美として日本に帰国。法で裁けぬ悪党を成敗する、危険な仕事に従事することとなる。一方、北大路(=春居)を陥れた柳原は悪事を重ね、与党の大物代議士になっていた。しかも、北大路の愛する妻と息子をたぶらかし、自らの陣営に引き入れて……!!妻と子のため、日本のため、自らの怨みを晴らすため、柳原を倒す決意を固める北大路(=春居)。だが柳原もまた、自らの罪を知る北大路を亡き者にしようと策を張り巡らせていた。そしてついに、対決の時!!生き残るのは……最後に笑うのは……誰だ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
7
どこを追加したのか連載でちゃんと読んでないけど、良いエンディング良い完結でした。巨悪との対決、過去との決別、未来への…日本一騙されやすい女に祝福を。2011/06/05
kei@名古屋
7
こういう結末かぁ!この人の作品の割には意外にスッキリかも。最期のコマがなんとも笑顔になれました。よかった!のかな?2011/05/30
KAZOO
6
最後の4冊をまとめて読みました。どうしても話の続き具合からそういう読み方になってしまいます。最後は言い終わり方だと感じましたが、主人公の奥さんが離婚して敵側についていくというのが当初納得行きませんでしたが、最後に若干救われました。このシリーズは最初の短い話のほうが好きです。2014/01/25
ぐうぐう
6
「奇術師も道化も出自は同じ。(略)現世の支配者たる王を一瞬にして戯画化する! 虚無のためのゲームの主催者! 謀反の刃を忍ばせた、高貴なる道化! それが奇術師の変わらぬ本質さ!」。その言葉が示す通り、『ダブル・フェイス』は、復讐という動機を持った、権力者の虚飾を剥がす物語であったことが、この最終巻を読むとよくわかる。そしてそれは、やはり奇術師の役割だったことも。堂々の完結!2011/06/16
ユイ
4
もっと金融業の裏側を見てみたかったです。まさか有坂さんがここまで活躍するとは思いませんでした。2011/06/03