内容説明
土一升金千両といわれる日本一の商業地日本橋。出戻りだが病いの義母を抱え商いに奮闘する通称とんぼ屋の女将お瑛。そんなある日、美人だが翳のある絹という女が現れ、紙問屋若松屋主人誠蔵の子供の事で相談があると言う。誠蔵とお瑛は幼馴染みで、絹と誠蔵はかつて愛人関係にあったのだ。関係消失の今頃になって、なぜ?……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
7
今まで出てきた人が再び登場。どれも趣きがある話になっていてよかった。2016/12/27
浅葱@
1
シリーズこれまでの中に出てきた人たちや物語がふっと浮かんできました。振り返ることで登場する人となりが深まって……。「お瀧さま」の印象が一番かな。時代物の短編の味わいがとても佳くて。5/25にシリーズ8が出るとのこと。楽しみです。2011/05/12
myu
0
【図書館本】日本橋物語シリーズ⑦2013/10/29
Wald des Buches
0
購入2011/01/03
Suzu
0
日本橋物語シリーズ第7弾。第一話藤娘。お絹は今になって江戸に留まったことを本当は後悔してたんじゃないかと思った。第二話はやぶさの七。竜七は息子だったのか。真実は分からないが定七の中では真実として逝ったのは幸せだったのではないか。第三話十六番目の男。仏間の焼死体は誰だったの?第四話朝顔市の女。お稲はもうお耳様はやめておいたほうがいいと思うのだが。第五話鬼火。何か腑に落ちない。お袖は何故生島屋に誘ったのか?助けてくれた浪人は夫だったのか?どうやって知ったのか?ま、いいか。そして次巻を読む。2022/12/07