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内容説明
大震災で日本が割れた!そこから始まる近未来史劇!
「Dデイ」計画が成功し、再生特区日本が成立して5年。2026年の日本列島では、不自由な生活を強いられる北日本を脱出し、豊かに生まれ変わりつつある再生特区に「密入国」して生活を始めることがひとつの潮流となっていた。そうした脱北者であるタイチ、リョウ、シゲルの若者3人は、再生特区で働き口も与えられ順調に生活していた。そんな中、リョウに対し南日本に特派員として入り、宗方の思惑を探るという大役が任せられた。そしてリョウは宗方と接触、その口から恐るべき謀略を告げられる。さらにリョウの機転により、持ち帰った証拠は、再生特区に大きな波紋を呼ぶが…?近未来、日本の運命を幻視する巨編・最新刊!
ついに「三国時代」に入った近未来史劇!人と人とがぶつかり合って、たゆたいよろめきながら国家がしのぎを削り、歴史がくみ上げられていく……フィクションながら、そんな現実のリアリティが感じられる興奮必死の物語です。歴史の転換点とも言われる現代日本人必読!(偉そうですいません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山茶
9
いやぁ建国編も面白いですねぇ。単なるお国づくりネバーランド作りに非ず。外敵やらスパイやら工作員やらキナ臭いニオイがただよってます。それにしても少ししか登場してないけど舷一郎のカリスマ性には惚れ惚れします。ぶれない意志が強いな。そりゃみんなついて行くっしょ。2010/07/06
ぐうぐう
7
北と南に分断されたふたつの日本。挑発し合い、牽制し合う、そのふたつの日本の対立は、いわば合わせ鏡となることで、現代日本の姿を浮かび上がらせる仕掛けとなっている。2010/07/15
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
2
タイチの顔、かわぐちかいじの描くマンガではこの顔が出てきたら直情型の熱血漢という思い込みは今回もどうやら逢っていたようです。 2013/02/04
宙乃(そらの)
2
再生特区に燻る南日本工作員問題。ついに「柳舷一郎暗殺計画」始動! 第一部ラストの別れ、トウキョウ会議直前の公文賛の暗殺。予てから期した再戦の時。 宗方が舷一郎にこだわるのは、それが「踏み潰す相手だ」と言う言葉であれ、リョウへの接触と「ひれ伏せ」との伝言であれ、舷一郎を認め、ある意味で欲するが故であるように思える。しかし実の所「暗殺」ではたとえ成功したとしても舷一郎を額づけさせることにはならない。そして実は舷一郎の「拒否」も同じ意味を含んでいると思う。 そして第二世代の成長がいいなぁ。着々と特区式で育ってる2011/02/26
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
2
主役よりも若者の活躍が目立ってきたけど、やはり主役の舷一郎の活躍が見たい。カリスマとしてよりも行動する人として。それにしても、容疑者Xはこの時期には映画の二番煎じに感じてイヤかも…2010/07/09