角川文庫<br> 鼠、江戸を疾る

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角川文庫
鼠、江戸を疾る

  • 著者名:赤川次郎【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2012/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784043870158

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内容説明

「表」の顔は、〈甘酒屋次郎吉〉と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好きだから――。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説「鼠」シリーズ第1弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

136
鮮やかな手口で盗みを働く怪盗鼠小僧次郎吉が、江戸の町での理不尽な殺生を見過ごせず様々な事件に関わっていく痛快勧善懲悪ストーリー。辻斬り、敵討ち、直訴など、物騒な血生臭さがついて回る事件に、妹の小袖とともについ人助けをしてしまう鼠のキャラが粋で格好いい。実際には鼠小僧の義賊説はあくまでも人が作った話で、盗んだ金は自身の享楽に費やしたというのが真実だとされているが、義賊だったとするフィクションは夢があって良い。何か事が起これば刀で簡単に人が討ち殺される、そんな時代に生きる人々が巻き起こす事件はとてもシビアだ。2016/04/09

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

56
読みともさんがこの「鼠」シリーズを読まれていたのでまずは1巻から。本書は江戸時代後期の盗賊である鼠小僧次郎吉の活躍を赤川次郎さんの切り口で描かれた6つの短編集。江戸の庶民の日々の暮らしや人情にも触れながら、主人公の「甘酒屋」次郎吉と,兄を助けるしっかりものの妹小袖を中心に話が進む。赤川次郎さんらしく、容赦なく人は死んでしまうが、最後には心あたたまる展開。期待通りの痛快さが味わえる1冊。2022/01/10

くりきんとん99

54
二十数年ぶりに読む赤川次郎さん。久しぶりに読む赤川さんは、時代モノ。ドラマは見なかったんだけど。さすが赤川さん。鼠小僧の次郎吉とその妹の小袖が活躍していて、テンポよく読むことができる。章も短くサクサクと。でもそれが物足りなくもあるかな。2014/01/08

無花果

46
お気に入りさんの感想を読んで手に取ってみたけど、面白い。時代小説なんだけど、私が勝手に思った感想はソフト時代小説。取っつきやすいのよ。話は盗賊の鼠小僧が正義感で事件に関わるんだよね。というか妹の小袖がいい働きをしていてまぁ~格好いい。6話収録されてるけど兄妹はどれもいい働きしてるね!2015/02/12

kagetrasama-aoi(葵・橘)

38
「鼠シリーズ」第一巻。「鼠、江戸を疾る」赤川次郎さんは、コバルト文庫の”吸血鬼シリーズ”から十数年読んでいましたが、何となく遠ざかっていました。NHKのドラマでこのシリーズを知って読み始めましたのが数年前です。ドラマから入った私には稀な小説。流石に赤川さん安定の面白さです。コミカルなのかなって思っていたら、結構人死にが多くてしかも残酷シーンもありますねぇ!そう言えば赤川さんって、”三毛猫”とか”三姉妹”とかコミカルなイメージ強いんですが、人の心の闇を描いた作品も有るんですよね。そこもまた良いですよね。2024/03/13

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