角川文庫<br> 鼠、剣を磨く

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角川文庫
鼠、剣を磨く

  • 著者名:赤川次郎【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041006245

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内容説明

次郎吉の目前で娘が腕を斬られた。娘は峰といい、奉公先の主人と通じ、その妻の恨みをかって襲われたのだった。峰の父は、娘の不貞に激怒するが、浪人暮らしの父を思い手当てをもらっていたことを知り、言葉を失う。そして、一度は断った「ある仕事」を引き受ける決意をした。それは、武士としてのプライドを捨てるものだったが……。次郎吉こと〈鼠〉が八面六臂の活躍をする痛快時代小説シリーズ第5弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

36
「鼠シリーズ」第五巻。「鼠、剣を磨く」赤川先生版の鼠小僧大名屋敷に盗みに入りますが、庶民に小判を配った描写はありませんよねぇ。人助けは大好きみたいですが。「大水に走る」は当時の洪水や治水の様子が描かれていてます。堤防についての描写が興味深いです。このシリーズ、永代橋の崩落事故や、大雨による洪水、そして被災した人々の暮らし、読んでいて辛い描写もありますが、逞しく生きる庶民の姿に救われます。虚構の世界ではありますが、力を貰えるお話でした。2024/03/15

shiozy

28
同じ福岡県、同世代の赤川次郎を読むのは何十年ぶりかである。その昔、デビューして間がない頃、何かの作品を読んだ。その軽妙な文体に驚いた。こんなお気楽な文体っていったいどうしたら書けるのだ。同県人、同世代人として、「負けた」思いがして、以来読まなくなったのだ。赤川にしては珍しい時代小説「鼠」シリーズ。3冊を二日で読めてしまうお気楽さが心地いい。本格時代小説ファンからみれば、物足らないかもしれないが。2016/05/24

まるる

25
次郎吉はクールでポーカーフェイスなイメージだったのに、巻を重ねるごとに人間味が増して来た様な気がします。お国や千草の存在がそうさせるんですね。早く次の巻が読みたい!2013/12/11

うずら

18
鼠シリーズ第5段。千種先生との距離が、少しずつ近づいてきているようです。相変わらず軽快なテンポで、さらりと事件が解決していきます。それがいい所なのかもしれませんが、物語の余韻が無く、私には物足りなく感じます。赤川さんの物語って、こんなでしたっけ?2014/02/10

σ(-。-)

18
一気に一巻から読んだけど、筆に時間差を感じさせないのは、さすがだなぁ。面白かった。2013/01/19

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