内容説明
水茶屋の女と湯治に行ったという信三郎の不在中、母・香澄がならず者に襲われる。母を放って女に現を抜かす信三郎に呆れた逸馬だが、実は南町奉行所の詮議間違いを探索するための方便だったと知り、共に真相解明に乗り出す。紙漉職人・染吉の罪は晴れるのか。核心に迫る逸馬に横槍が入る。シリーズ第7弾!(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
137
梟与力吟味帳「科戸の風」7巻。6巻を読んでから、このシリーズ1年半ぶりに読みました。藤堂逸馬、武田信三郎、毛利源之丞八助の三羽烏が悪、罪を暴き解決する凄みは無いがコミカルで面白いシリーズですね~。2015/03/17
roomy
14
梟与力シリーズ7作目。時代小説なのでお約束のパターンだけど今回も小気味よいね〜。茜の思いが痛いよ〜愛する人の幸せを願って行動するなんて〜私には真似できないわ。真琴も嫌いじゃないけど茜に幸せになってほしい気持ちでいっぱい。2012/10/23
nyaboko
7
まさかの「そうでちゅよねえ、子猫ちゃん」発言に大爆笑wwww 話の内容全部吹っ飛ぶ破壊力でした! 誰のセリフかは読んでのお楽しみということで。『科戸の風』の最後はちょっとズルい逃げ道だなぁw 『雁渡り』の最後は更に雑な気がする。そして……やっぱり可哀想なパチ助wwww2012/11/10
Hironobu
4
「雁渡り」がよかった。弟を最後まで信じて、弟のために命を落とす兄。兄が命を落として初めて、兄の大切さを知る弟。また、パチ助がいい感じに盛り上げていく「鎧の島」もいい。パチ助の次の役はなに?逸馬と真琴はどうなる?2015/08/05
黒ねこ
4
シリーズ7作目。私としては真琴さんより茜ちゃんが好きなので、かなり切ない。パチ助さんはこれからどうなるんだろう。2010/11/27