出版社内容情報
家族の対応が難しいケース(意向が違う、サービスを拒む、暴言・暴力を振るう)を支援するケアマネジャーがもっておきたい基本的な姿勢や留意点がわかる。また、「適切なケアマネジメント手法」や、課題分析標準項目の改正の経緯などを通して、そのようなケースに対するアセスメント方法を解説。
○ケアマネが悩みがちな「家族の対応が難しいケース」に直面した際のアセスメントの基本的姿勢や利用者・家族と向き合う上で押さえておきたい留意点がよくわかり、明日からの実務に活かせる!
〇現役のケアマネが実際に経験した7つの事例をもとに、その実務の流れの中で、正しく状況を把握するために必要なアセスメントの実践方法やポイントを簡単に押さえることができる!
〇「適切なケアマネジメント手法」の作成に携わった著者が、本手法の活用方法や課題分析標準項目の改正の経緯を通じて、今日のケアマネジャーに求められているアセスメント方法がわかる!
目次
解説編 家族を支援するための知識と手法(ケアマネとしてもっておきたい家族支援の視点;家族支援で行うアセスメント)
事例編 家族支援の実践―意向が違う、サービスを拒む、暴言・暴力を振るう(利用者は在宅、家族は施設希望の事例―母と娘を承認し続け、それぞれの新しい生活を方向付けた支援;家族が認知症の利用者を強い口調で責めている事例―長男の急死、胸の内を語らずに義母を介護する長男妻の思いに寄り添う支援;妄想性障害のある利用者と家族が互いを攻撃している事例―統合失調症の義母を支援する長男嫁の孤独な立場と気持ちの変化に寄り添う支援;家族が介護サービスを受け入れない事例―未婚・男性介護者の自己流介護の意図をくみ取りながらの支援;家族に精神疾患の疑いがあり共依存になっている事例―ケアマネジャーが葛藤を感じながらも、受診勧奨に応じない長女へ行った粘り強い支援 ほか)
著者等紹介
石山麗子[イシヤマレイコ]
博士(医療福祉学)。国際医療福祉大学大学院医療福祉経営専攻先進的ケア・ネットワーク開発研究分野。1992年武蔵野音楽大学卒業、音楽療法を通じて知的障害入所施設に入職、障害者職業センター障害者職業カウンセラーの経験を経て、2001年介護支援専門員。2005年東京海上日動ベターライフサービス株式会社入社、シニアケアマネジャーとして140名のケアマネジャーを統括。2013年国際医療福祉大学大学院博士課程修了。2015年日本介護支援専門員協会常任理事。2016年厚生労働省老健局振興課介護支援専門官。2018年現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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