内容説明
三代将軍宣下のため上洛の途についた家光と父・秀忠。江戸から京まで三十万余の軍勢を従えての旅だが、将軍父子の命を狙う策謀が待ちかまえていた。秀吉の遺児にして肥後・加藤清正の猶子(養子)波芝信十郎は、家光の小姓・柳生十兵衛らとともに、御所忍び八部衆の度重なる襲撃に豪剣をもって立ち向かう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
10
三代将軍宣下を受けるために上洛の途についた秀忠、そして家光。しかし、その機に将軍を亡きものにせんとする輩の策謀が渦巻く。今回は東海道と中山道を舞台にvs御所忍び八部衆、名古屋城を舞台にvs陰陽師と血戦が盛りだくさん。だけど、主人公メインの敵を一人でも斬ったっけ(笑)?柳生十兵衛や兵庫介、服部や風魔党、更には喜多七太夫なんて隠し玉まで出すもんだから主人公霞んじゃった(笑)。安定の家光さま大事の於福様が事態を混乱させる。さて、主人公失地回復のためにも、この話まだ続くのかな。2017/12/23
klu
7
時代小説で中山道、碓氷峠の戦闘シーンは初めて読んだ気がします。ちょっと新鮮でした。2019/05/25
ウォーカージョン
3
懐かしい山田風太郎みたい。くのいちもその筋。忍者の闘争はいいが、主人公が関係ないので感情移入しづらくてつまんない。歴史上の人物のキャラを改変しすぎてちょっと引く。家光と春日局とかやりすぎて違和感。2022/07/21
kamakatsu
2
この時代、これほどまでにくノ一が活躍したものか。少しマンネリ化してきた感じ。2020/04/17
カラヤ3
1
いろいろな忍者集団が出てきたが、その中でいくつが実際にあったものかに興味がある。また介錯剣術と言う言葉も出てきたがどのような剣術なのか調べてみたい。2023/04/13