内容説明
先の越前国主・松平忠直を豊後府内に送り届けた秀吉の遺児・波芝信十郎、大和忍びの鬼蜘蛛、伊賀服部の統領キリは、日本を縦断する“山ノ道”を辿って陸奥までやってきた。伊達忍軍“黒脛衣組”を追ってきたのだ。この山中で上杉忍軍“軒猿”の頭から、山形五十七万石の国主・最上義俊暗殺の情報を得た信十郎は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
120
天下御免の信十郎「刀光剣影」3巻。2巻を飛ばして読んでしまったが、物語の舞台は、山形最上家、伊達、上杉が絡んで陰謀、策略合戦、派手な剣戟シーンはあまりなし、主人公波芝信十郎も、戦国武将の鮭延越前の陰に隠れてしまったような、少し物足りなかったかな。2015/03/05
二分五厘
10
越前騒動に介入、松平忠直を豊後に送り届けた信十郎一行。返す刀で不穏な動きを見せる伊達の黒脛衣組の後を追い、奥州最上領へと足を踏み入れる。今回は最上騒動。最上五十七万石、戦国の気風を持つ老臣と江戸育ちの若君の意識の差。更には前藩主の不審死が溝を深める。隣藩の伊達の暗躍と上杉の思惑。騒動に巻き込まれた信十郎と柳生十兵衛は、奥州を駆けて江戸の評定に乗り込む。とにかく鮭延の爺さんの爆弾ぶり(全てをぶっ飛ばした)と、ゼンチ居士の正体に尽きるのと、意外に情緒に流される伊達政宗と保春院(笑)。まだまた元和偃武は先の夢。2017/12/06
klu
8
山形編でした。上杉VS伊達。軒猿vs黒脛!2019/05/20
ウォーカージョン
4
今回は大活劇というわけでもなく、少し寂しい。2019/06/08
wcibn?
0
今回は、チャンバラシーンが少なくってちょっと残念。豪快なあの爺サンのキャラは良かったです。3点。2013/09/01