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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
223
日本ドラマ化に伴い、読了。 復讐劇の古典だが…原作はナポレオン没落後の 政治背景があり、興味深い。 第1巻は ダンテスが 陰謀に巻き込まれて、 獄に繋がれる…復讐の序章の巻である。 2018/05/01
ヴェルナーの日記
207
自分の知らない謀り事に陥るのは愚かなのか?信じることは罪か?善人でいるは犯罪なのか?嫉妬は本人には全く責任のないのに、一方的などす黒い感情によって引き起こされる。これほどの不条理は世の中に存在しない。エドモンは友人として信じていたフェルナンたちの企みに“シャートー・イフ”へ投獄されてしまう。まさにシェークスピア『オセロー』のイアーゴーの台詞に『お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というやつに。そいつは緑色の目をした怪獣で、とりついた人間の心を弄ぶんです』とあるが“緑色の目をした怪物は誰しも心の片隅住み着いている。2016/03/05
ちなぽむ@休止中
178
はぁ…何これ何これ、まだ脱獄すらしてないのに、1巻からこんなに面白いの…!? ダンテスってば…何て純粋で素敵な若者!✨ダングラール…(っ`ω´c)ギリィ💢そしてアイツっ!早く!早く!制裁はまだなの〜!?とやきもきしていたらあっという間に1巻終わってました。 まさかこんなにエンターテインメント性の高い作品が遥か昔に書かれていたなんて。今まで読んでなかった自分を責めたいぐらい面白かった!これがあと6冊分続く幸せ♡復讐に胸ときめかせ、このまま2巻行きます(*´ `*)2019/10/05
ケイ
178
懐かしい街のマルセイユから話は始まる。港に入る前に通り過ぎるシャトーディフ、港から陸地を見ると目の前に高くそびえるノートルダムドゥラギャルド。2月には強く吹くミストラル。時はウィーン会議の行われる1815年。舞台が鮮やかに頭に浮かぶ。前半は、懐かしさを引きずりながら、牢に入れられてからの後半はワクワクしながら読む。まさかこの財宝にチェーザレ親子が絡んでいるとは…。2017/01/25
海猫
132
抄訳版は読んだことあれど完訳版はさすがの内容の厚み。人物や状況が見事に描写されていて読み応えあり。そしてなによりドラマチックでどんどん読める。2013/03/01