モンテ・クリスト伯 〈2〉

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モンテ・クリスト伯 〈2〉

  • ISBN:9784003253328

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

219
第二巻は 復讐への序章である。 牢獄でのファリア司祭との交流、脱出、 モンテクリスト島の冒険、 ダンテスが聞かされる 裏切りと哀しみ …日本のドラマでは 断片的だったシーンが繋がっていく。 多様なエピソードを盛り込みながら、 本格的な 復讐が始まる次巻以降が楽しみ。 2018/05/13

ykmmr (^_^)

157
収監されて14年程。ファリア神父から、様々な事を習い、自分の『遺言』も託されたエドモン。神父の死に嘆き悲しみながらも、彼の遺体と入れ替わり、ついに外に出る。財宝を手にして、モンテ・クリスト伯を自称し、ついに行動を起こす。しかし、『恨み』だけではなく『礼節』も忘れない。収監前に世話になったモレル氏を救う。『復讐』を観る前の癒しとも言えよう。そしてついに…と思ったが…思わぬ、『山賊』が登場で足踏み。まあ、彼は真面目に物事に向き合っている訳だけど、こちらとしては遠回りよね。2022/06/10

ヴェルナーの日記

156
かくしてエドモンは、シャート・イフから奇跡的な脱出し、ファリア司祭の莫大な遺産を手に入れモンテ・クリストとなる。本作を読むと、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』が思い浮かぶ。イギリスの詩人、画家、銅版画職人にして、ダンテ『神曲』の挿絵を手掛けたW・ブレイクを髣髴する。彼の作品“The Tyger”のままにクリスト伯が立ち上がる。“Tyger Tyger,burning bright,What immortal hand or eye,Could frame thy fearful symmetry”2016/04/30

海猫

144
脱獄、宝探しといった流れは冒険ものとしても抜群に面白い。後半話が別な方向に広がっていくので少し求心力が落ちるがこれは後に合流して太い柱になっていくと見た。ずっと主人公ダンテスとともに行動するがごとく描かれてきたのが途中からダンテスの影をちらつかせるような描写になり、もどかしいながらも読ませるのが語り口として素晴らしくやはり話に引っ張られる。2013/03/05

優希

120
エドモン・ダンテスの脱獄が意外と早いという印象です。その外への出方は頭の良さと度胸を感じさせました。極限の選択に迫られる精神状態に追いやられていたのは当然のように思えますが。恩を感じている人には十分な態度を示したものの、復讐劇がいよいよ始まる警鐘を鳴らしてきました。莫大な財宝を手にしたことで復讐の鬼としてのモンテ・クリスト伯の登場です。その伏線が張られていくところは読み応えがありました。ここから物語は本格始動。全てを成し終えた時どうなるのか気が気ではありません。2016/07/08

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