モンテ・クリスト伯 〈5〉

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モンテ・クリスト伯 〈5〉

  • ISBN:9784003253359

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

251
復讐はゆっくりと進められていく。 マクシミリヤンとヴァランティーヌの若い恋だけが、微笑ましい… モンテクリスト伯が仕掛ける罠と 次々に暴かれる 各人が持つ秘密… ヴィルフォール夫人の不気味さが 際立つ展開だが、どうなっていくのかの 楽しみは 次巻以降といった印象だった。2018/06/07

ヴェルナーの日記

217
モルセール家の舞踏会でかつての恋人たち、メルセデスとエドモンは再会する。しかしエドモンは昔のエドモンではなくモンテ・クリストだった。親友のフェルナンに恋人を奪われてしまったエドモンの心境は如何なものであったのだろうか?その想いを考えるとき、自分は一遍の詩を思い浮かべる。”Still ist die Nacht, es ruhen die Gassen, In diesem Hause wohnte mein Schatz; Sie hat schon längst die Stadt verlassen,2016/09/08

ケイ

163
悪い奴らが本性を出し始める、モンテ・クリストに隠してきた醜い欲望をつつかれて。人は死に始め、財産は目減りし、葬った犯罪が陽の目に晒されようとしている。仮面を剥がされるのはもうすぐ。しかし、罪の無い者が死んでいくのは見ていてつらい。そして、罪人の子らが苦しむのも。復讐のためには、見境いをなくしてもいいというのだろうか。2017/02/03

ykmmr (^_^)

151
伯の正体に気づき始めるヴィルフォールとダングラール。自分たちの封印してきた過去が、明るみになる事に恐れをなす。さらに、様々な事がヴィルフォール家を襲い、失意と堕落の道筋がついてくる。ダングラール・フェル親子にも悶着。伯の登場が少ないが、逆にそれがじわじわと、ターゲットを追い詰める道となっている。2022/07/03

海猫

124
じわじわとしたサスペンスフルな展開で読ませる巻。様々な布石は整ったと思うので復讐劇としても次巻ぐらいからラストスパートに入ると見た。2013/03/11

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