内容説明
職こそ退いたが、旧友三人の隠居暮らしは内にも外にも事件が続いて、席の暖まる暇もない。ある日、亭主の仇討ちをとめてくれと、八百屋の女房が駆け込んだ。聞くと亭主は町道場では知られた顔で、腕に覚えがあるらしい。だか相手は敵対する道場の主で、勝ち目はまずない。諦めさせるべく思案を凝らすが、二人はついに立ち合ってしまった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はま
18
シリーズ第四弾。仁左とこのトラブルで引っ張った前巻。そしてまたしてもズルいラスト!連ドラかよー>_<しかも次巻の頭ではケロっとサクッと話し進めるし〜(笑)お話自体は本当に読みやすく楽しい。まだまだ「げむげむ」にも迫れないし、色恋沙汰もややこしい。次巻も早いとこ読まねばならんがな〜。2013/09/29
えも
17
いやあ、どんどん読めますねえ。七福さんは雨降って地固まる感じでまあ安心。夏木さんも順調で夫婦中がよくなってきたし、問題は頑固な藤村さんだなあ。2017/01/14
こおり
13
大江戸定年組(4) 仁左衛門のこと、思わせぶりに3巻から引っ張ることなかったじゃんねえ。そんなインチキ臭いことしなくても風野さんの本面白くて読むからさ、こういうのやめてけろ(・ε・)ブーブー さて、よろず相談「初秋亭」に持ち込まれる依頼は、まさにバラエティ豊かで読んでいて飽きないわ。良かったのは「幸運の戌」。職人の粋な心意気と、幼馴染みとの変わらぬ友情が心地いいお話しでござった。で、今回はラストに藤村かよ!もう驚かないけどね。でもね、藤村さんよう、そりゃああんたが悪いよ。身勝手だもの2014/05/31
ネムコ
12
ますます意気軒昂な定年組の三人。前巻の終わりで息子に店を潰された仁左衛門さんも元気だ。人気作家・黄一の根付の話「幸運の戌」は痛快だった。最初は嫌われ者だった鮫蔵が、巻を追うごとに好感度アップ。「あんた、猫と饅頭が好きって、世間を裏切りすぎだろうが」という藤村氏のセリフがけだし名言(笑) さてさて、今回のラストで危機一髪なのは、その元同心の藤村さん。何と奥様が家出!?2013/11/03
ひ ろ
11
★★★★☆
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