内容説明
隠居はしたものの旧友三人組の周辺はなにかと忙しい。「倅が変なんです」と、今日も小間物屋の主人が難題を持ち込んできた。能面を被ったままで、町を歩くときも取らないという。名人の彫ったその面は俯くと表情の変わる逸品で「善鬼の面」というらしい。若旦那の奇妙な行動を探るため、三人は跡をつけたが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
40
鮫蔵親分を襲った大ピンチ。鮫の過去にこんな秘密があったとは! 日常の謎とシリーズ当初からの大きな事件とが混ざり合っているので、単調さを感じないのがよいです。図書館で借りた二見文庫版なので、夏木権之助の猫日記「猫絵騒動」が読めなくて残念。表題作が面白かった。2023/05/23
はま
22
シリーズ第六弾。鮫蔵が!鮫蔵がヘロヘロ!なんとかしてよ寿庵先生!って流れになるかと思いきや、そうは問屋が卸しません。げむげむ騒ぎの幕引きも近いですねー。夏木のニヤリが素敵すぎ。次は最終巻なので、次巻も早いとこ読まねばならんがな〜。けど寂し〜´д` ;2013/10/01
えも
15
鮫蔵よかった! しかし思いもかけない人物が「げむげむ」の黒幕だった…▼ということで早速7巻へ。2017/01/15
ベルるるる
14
鮫蔵の過去が回想の形で明らかに・・。鮫蔵を狙っている人も段々と明らかになってきて、これはショック。皆、誰もが心の中は善と鬼の両方が住んでて、まさに善鬼の面をかぶって生きているのだろうけど、でも、殺しなんてのは、本物の鬼。 夏木は、病気してからかっこよくなったね。大人の対応がかっこいい。2015/09/26
ネムコ
13
げむげむの教主の正体判明! しかし鮫蔵さんの怪我がこういう形で後遺症を残すとは想定外。早く、完全復活した深川の鮫に逢いたいです!2013/11/07
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