内容説明
隠居した旧友三人の前職は、町方同心、旗本、商人とさまざまだ。気力体力ともに自信がある彼らは手頃な隠れ家を手に入れて、江戸市中の厄介事に首を突っ込んでいった。まだまだどうして、世の中の役に立つかもしれない。そんな思いの彼らの前に、今日も奇妙な事件が舞い込んだ。なんでも、深川のはずれの森に裸の女が現われる、というのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
34
やはり風野先生に隠居を描かせたら最高。味のある老人達が愛おしい。それぞれ違った環境にあった老人が町の問題を解決。夏木さんがどうなってしまうのか気になる。2022/02/01
ミツツ
27
それぞれ家督を息子らに渡して悠々自適…な訳がない。いつの世も子どもの事は自分が死ぬまで心配は尽きぬものだと、しみじみ思う。だからこそ、経験豊富な達人たちにも様々な悩みがあり葛藤の日々を暮らしている姿に共感する。とんでもないとこで終わってしまったので、早く！次巻へ！2022/02/01
はま
23
シリーズ第二弾。ご隠居トリオが今回も厄介ごとを片付けます。若い娘に現を抜かさず古女房をもっと構っておあげなさいよと思わんでもないけれど、キモチは分からんでもない（笑）相変わらずさっくり読めて箸休めにもってこいなんだけど、なんという終わり方。すぐに三巻読まねばならんがな。2013/09/26
えも
17
定年組の「相談屋」が軌道に乗ってきたな、と思ったら、最後に大変なことが！▼それにしても鮫蔵がいい味出してます。2017/01/14
ひ ろ
12
★★★★☆
