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内容説明
更正を約束し、ハムステッドでイアンとの新生活を始めたジェルミ。しかしそれは、ドラッグと売春に溺れる生活に戻りそうになる危うい日々であった。イアンとジェルミ、迷走する二人の感情は新たな苦悩を生んでゆく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
25
ジェルミを抱きながら何故彼を抱くのか分からないイアン。リンドンにジェルミをそれほど愛してしまったのかと指摘されやっと自分の気持ちに気付き、ナディアに別れを告げる。どうしてもイアンとジェルミを応援したいのでナディアが鬱陶しいんだけど…しかしまぁそれは仕方ない。ナディアも可哀想だけど、心はどうしようもないですよ。ごめんね。二人はグレッグという悪魔の元で繋がっている。そしてやっとジェルミはイアンを愛していると告白するが…。切なくて7巻はイアンの愛にギュッと胸を掴まれました(ノД`)・゜・。2017/01/28
だいだい(橙)
21
「愛は割に合わない」ジェルミの言葉は胸に刺さる。ナディアはイアンを愛し、イアンはナディアを好きでい続けているのに、ジェルミのことを愛していると自覚する。イアンはこれまで求めた相手に拒まれたことはなかったが、ジェルミは心でイアンを拒む。ついに「ボストンに帰る」と決めたジェルミをなんとか引き留めようと、自転車旅行に誘うイアンだが、別れたはずのナディア、そして妹のマージェリーと同行することに。この旅行が本当に楽しそうで、痛々しいシーンの連続からちょっと救われる。脇役たちが生き生きしているのもこの作品の良さ。2021/06/05
辺辺
21
積本崩し。ほ~ほ~ほ~、段々とJUNE色が濃くなってきた巻。2018/02/07
赤とんぼ
11
「愛」の形、「愛」の表現が、あまりにも皆それぞれが違う。グレッグのアレでさえ、「愛」であったのか?(違うな。あれは、「自己愛」でしかない) どうして愛は苦しいのだろう?人を愛することが、時としてこれほどまでに醜さと表裏一体になったりするのだろう。愛は選択で、愛は人を突き放し、愛は人を傷つける。愛が人を受け入れ、愛が人を癒し、愛が幸せであるのと同様に。 「独占」したいと願うのは、何なんだろう?2018/05/12
阿部義彦
11
二組の姉妹、兄弟が一緒に自転車で旅をします。ナディアとイアンは再び元の鞘に納まるのか?2015/10/03