内容説明
生きる意味が分からない少女・カペルと生きる価値すら見いだせない男・レイオット。どこか似ている二人の残酷な出会いの顛末は!? 人の感情に目覚めたカペルの叫びに涙せよ! 榊一郎のハードボイルドファンタジー第四弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぎお
3
過去編終了。今回の魔族からは多少理性を感じ、だからこれ以上血を見ずに解決するかも……と思っていた。が、コーネリアと融合してからの暴れっぷりは地獄。積年の恨みのせいだけど、理性があるぶんより残酷に見えた。元凶の父親の殺し方もすさまじくエグかった。こいつは自業自得だからまぁいいが、エレンまで惨殺されちゃったか。てっきりフィリシス家のメイドにでもなるのかと。彼女はどちらかと言えば被害者の側面を強く感じたから、むごたらしく死んだのは悲しかった。想像よりもカペルの過去がきつかったので、今後の彼女の幸福を願いたい。2013/04/22
さぶお
3
これまで想像させるに留めていたレイオットとカペルテータの過去編の下巻。人の形をしたものが狂っている中、魔族に小さな理性が残っているのが印象深い。カペっちの純粋な言葉がキツイ。けど四巻までのうち、シリーズで一番好きな巻でもある。2011/12/01
K-Wing
2
結局登場人物それぞれに理由があったわけで、純粋な被害者はカペルだけだったみたいだな。 あとの奴らは仕方ないと言ってしまえばそれまでだな。2016/02/13
オダ
2
過去編の下巻。要するに作中世界で云うまじもんの「魔法使い」が出てきたらしい。あとはまぁ、救いなんかねえと叫びながらゆるゆる救われている感じ。2014/10/21
りべちん
2
★★★★☆ レイオットとカペルテータの出会いの物語、完結編。結局明かされなかった伏線があったりで拍子抜けもしたが、とても面白かった。歪んだ愛情が生んだ惨劇はこうして葬り去られた、と。現在の回想という形で語られるので、3年半という歳月がカペルテータに齎した変化が、最後のシーンでよく分かるのではなかろうか。2012/02/25
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