内容説明
トリスタン市で連続魔族事件が毎日のように発生していた。魔族化するのは魔法士でもなければ、「黒本」所有者でもない。一般市民が突如魔族と化す不可思議な事件。レイオットは、犯人とおぼしきモールドを追跡するが
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
草薙香里
3
妹が兄に利用されてた事は驚きましたが、兄まで組織に利用されてたとはな…。黒騎士の中には二人が入っていると思っていたので少しビックリしました。2014/06/06
ぎお
3
黒騎士編は終わったが、話の本筋はあまり進まず。これもつなぎの巻か。「『羊』は『狼』の糧となるために存在している」という生贄の論理。自分は奪う側だと信じて疑わないミュリエナ。そんな妹を踏み台にして高みを目指したカール。散々犠牲を生んだ彼らも、結局最期はより強大な何かの生贄となって消え去る。こういう皮肉な結末は好きだな。黒騎士へのリベンジがジャミング一発で終了とは拍子抜けだ。魔族化したミュリエナ戦の方が重要とはいえ、あの重戦車のような戦いっぷりがもっと見たかった。話はそろそろ終盤なのか。さてどうなることやら。2014/04/29
みかづき
3
下巻。相変わらず思考がイカれた人たちの書き方に惹きこまれる。「魔神の贈り物」はオチを忘れてしまったので探してこよう。正義の味方ではない主人公は相変わらずカッコイイ結果と実績は出しているけれど、その分ヴィクハルトがこれからどうするのか気になります。2012/07/23
さぶお
3
憂国騎士団とかの馬鹿どもが痛い目見てないのがちょっとすっきりしない。タイトル通りの狂った思考の描き方に魅せられた。徐々に話の本筋が見えてきそうな感じ。2011/12/23
オダ
2
考えることをやめてはいけないし、そもそも「これはこう! たぶん絶対こう!」と思考停止するのは周りに迷惑被る人間が出てくる、とかそういう話。2014/11/04