内容説明
一匹狼の戦術魔法士レイオットは、先の戦いでロンから与えられた魔剣の存在が気に掛かっていた。大きな陰謀の様なものが存外に近くで蠢いている気がする。一方、アルフレッドはロミリオ達の元から離れ始めていた――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どんちん
16
なんだか一気に展開が…まさにラストスパート直前って感じで!新たな登場人物もあり、カぺも新たな一面をみせ(作られ?)、役者や環境が出来上がった感じだ。ニンゲンvs資格者といったところになるのだろうが、どうやって源流魔法使がからんでくるのか、いやいやまちがなく、ニンゲンの方に手を貸すのだろうが、どうやって介入してくるか、アルの死亡はいずれお思っていたが、ちょっと早かった感じがしたし、この先一体何が起きるか、9巻になってやっとペースがあがってきたというところだ。次巻も何気に楽しみw2016/02/07
草薙香里
6
ノーラ凄い能力持ってますね。赤ちゃんと成人のディュラピッド数一緒なの?複数で魔術かけるとはおもわなんだ。アルフレッドも悲しい男だね。どんな像が出来たかきになります2014/11/03
遊辺
3
アルフレッドとの因縁に決着、な巻。2巻ツミビトのキオクのラストでロミリオに勧誘されたのはこのエレンディラのためだったんだろうなー、と、すると、資格者たちと接触して、結構長い間行動を共にしていたわけですけど、それでも少しもブレなかったわけで、その個我の強さというのは作中でも随一なんですね。資格者になれるだろうというロミリオの予測もあったわけですが、それでも、どこまでも人間であることにこだわった、アルフレッドの生き様の一冊だと思います。まあ良い悪いは別問題でね。2019/02/16
ぎお
2
隻眼の悪魔、アルフレッドの最期を描く今巻。今まで暗躍し続けてきたアル坊やもこれで見納めか。あの黒騎士をさらに凶悪進化させたモールドが出てくるとは予想外だ。「エレンディラ」って母親の名前だったりすんのかね。黒騎士は人を無差別に封呪素筒代わりとしていたが、エレンディラは最初から胎児を封呪素筒代わりに装備しているトンデモ仕様。倫理皆無の効率性だとか人としてとか、それ以前にただひたすらエゲつない。この超巨大モールドを前に戦略魔法士たちが共闘する展開は熱かった。敵がまた増えたが、あと二巻でどう始末するのか気になる。2014/05/11
みかづき
2
まさに新章突入!って感じです。ただの地味っ子だと思ったノーラの「目」によって、カペルのことが少しわかりました。間違いなく彼女のなかに起きているだろう変化が、ノーラのおかげでますます知りたくなりました。本編はあと2巻?らしいので早くつづきを。2012/11/17
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