少年サンデーコミックス め組の大吾（１８）

著者名：曽田正人【著】

小学館（2014/08発売）

• ISBN：9784091253484

内容説明

自らも負傷しながら、空港建設現場火災から五味所長と要救助者を助けることに成功した大吾。しかし、無許可で単独行動したことで、忍足に階級章を返す。数日後、先輩の消防官・神田が見舞いに現れる。彼の手には大吾が返したはずの階級章が握られていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[十六夜（いざよい）]

自らも負傷しながら、空港建設現場火災から五味所長と要救助者を助けることに成功した大吾。しかし、無許可で単独行動したことで、責任を問われると思っていた大吾は、何故かハイパーレスキューとして召集される事に。さらに落合先生がインドネシアで火事に巻き込まれ…。なんだかどんどん、規模も話もデカくなるなぁ。甘粕は口は悪いけど、本当は一番面倒見が良くて、いい奴なんだと思うよ。

2022/01/06

[檜村]

いてもたってもいられないぐらいの気持ちが人生の分かれ目。無事に五味さんたちを救い出し結果として命令違反となった大吾だが、落合先生がスマトラ島内で発生した森林火災に巻き込まれたという一報を受ける。全てを捨ててでも落合先生を救うべく大吾は単独行動に移すわけだがそう上手くいかなかった。頑張れ大吾！惚れた女を救えるのは何もかも犠牲にできる男だけ。

2016/06/28

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

「すべてが夢のように過ぎていく」って、繰り返しすぎ！五味さんの伝説の裏側の心情が漫画の厚みですね。

2009/06/30

[けん]

★3.5

2020/08/20

[貴人]

主人公が天才な漫画は数あれど、その危険さに突っ込んだ作品は数少ない。さらに主人公自身もその恐ろしさに悩まされる作品となると今作くらいだろう。何より消防士漫画なんて数少ないだろう。この作者さんは自転車、バレエなど異形のテーマを選びながら、共通するのはその熱度にあるだろう。ほとんど狂気に近い、英雄的な熱にとりつかれたキャラがメインという点が特徴である。特に死と隣り合わせな今作こそ、作者さんの真骨頂が最も出ている傑作といえる、おススメです。

2014/12/11