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内容説明
美朱（みあか）を守るため、同じ青龍七星士である氏宿（とも）と戦う亢宿（あみぼし）。しかし氏宿の幻覚を破る時に自分の指を折ったため、思うように武器の笛が吹けず、劣勢に立たされる亢宿。しかしその場に、亢宿の弟・角宿（すぼし）が現れ、氏宿を倒してくれた。亢宿は、角宿に青龍七星士としての使命を忘れ、摩汗（まかん）村の新しい家族と一緒に暮らそうと言う。角宿に記憶をなくすための薬を飲ませようとしたが、青龍の巫子・唯が好きだからと断られ、逆に亢宿がその薬を飲まされてしまう。美朱のせいで唯が、男たちにひどい目にあわされたと誤解している角宿。美朱にも同じ目にあわせようと彼女に近寄るが…！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙（サードニックス)
20
唯の誤解は解けぬまま、とうとう神座宝は二つとも唯の手のもとに。子供で何も出来ないと嘆く張宿が敵と戦ってとった手段が切ない。2022/01/15
十六夜（いざよい）
9
トモの仕掛けた罠から抜け出し、鬼宿の元へと帰れた美朱。白虎七星のタタラから神座法を預かるも、唯に奪われてしまう。白虎七星の三人がそれぞれ男らしくて格好良かった。青龍七星のミボシに身体を乗っ取られてしまった張宿は自ら命を差し出す。バトルも佳境に入り、双方徐々に戦力を失っていく。美朱入り唯を止められるか。2015/05/05
梅みかん
8
角宿の決断は彼なりの精一杯の兄への愛情。白虎七星士も登場。いつか白虎編も読みたくなる。唯ちゃんはもう引き返せないのか？2016/10/23
吉田あや
6
生きることがすべてでもなく、死ぬことが終わりでもなく。切ない別れがいっぱいで苦しい巻。もう1つの神座宝を求めて辿りついたのは鬼宿の師匠でもある、白虎七星士、奎宿と昴宿。神獣の真実と青龍を呼び出そうとする唯ちゃん。忘れかけてた点と点が繋がりつつ、切ない!2013/05/29
呉藍
5
角宿・亢宿の兄弟は向かう相手は違うにしても、一途で真っ直ぐなふたりなんだなあと。けして振り向いてはくれない鬼宿にこだわる唯の気持ちはもはや愛情とは呼べない。だからこそ痛々しくってたまんないですね。美朱が間に会ってくれればいいけれど。2010/11/02
