新潮文庫<br> 華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記

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華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101240602
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「夢を見せてあげよう」と王は約束した。だが麒麟が病に伏し、混迷を極める才国の命運は──王と人々の理想と葛藤を描く全5編。

王は夢を叶えてくれると信じた。だが。 才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし、采麟(さいりん)が病に伏すいま、麒麟が斃(たお)れることは国の終焉を意味する国の命運は──「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王が、麒麟の泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は──「冬栄」。そして、景王(けいおう)陽子(ようこ)が親友楽俊(らくしゅん)への手紙に認(したた)めた希(ねが)いとは──「書簡」。王たちの理想と葛藤を描く全5編。


十二国記シリーズ
魔性の子
月の影 影の海〈上〉
月の影 影の海〈下〉
風の海 迷宮の岸
東の海神(わだつみ) 西の滄海
風の万里 黎明の空〈上〉
風の万里 黎明の空〈下〉
丕緒(ひしょ)の鳥
図南(となん)の翼
華胥の幽夢(ゆめ)
黄昏の岸 暁の天(そら)
白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 第一巻
白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 第二巻
白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 第三巻
白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月 第四巻

内容説明

王は夢を叶えてくれるはず。だが。才国の宝重である華胥華朶を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし采麟は病に伏した。麒麟が斃れることは国の終焉を意味するが、才国の命運は―「華胥」。雪深い戴国の王・驍宗が、泰麒を旅立たせ、見せた世界は―「冬栄」。そして、景王陽子が楽俊への手紙に認めた希いとは―「書簡」ほか、王の理想を描く全5編。「十二国記」完全版・Episode 7。

著者等紹介

小野不由美[オノフユミ]
大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kou

468
短編集だが、それぞれが読み応えがあり面白かった。そして、いろんな国の様子が少しづつでも分るのが嬉しかった。特に奏は、自国だけでは無く他国にも配慮しバランスを取っていく様は、「さすが500年を超える長寿国!!」と唸ってしまった。そんな中で利広達が慶に対して「意気を感じた」や「勢いがあるね、今度の慶は。いい感じだ」と言っていたのは、読んでいて、誇らしくなり微笑んでしまった。って訳で、一番の感想は、「奏国が大好きになりました!!」につきますね(笑)。2019/09/15

ミュポトワ@猫mode

437
十二国記のエピソード7です。今回も短編集で各国のお話になります。今回も陽子ー!陽子ー!って心の中で叫びながら読んでましたが、ちゃんと出てきてくれて良かったw出てこなかったらきっと泣いちゃうものwでも今回のお話で特に印象に残ったのは陽子ではないのですよ、残念ながら。責難は成事にあらず、すっごい言葉ですわ。この言葉がでた話は正直長すぎてダレちゃったのですが、この言葉で一気に背筋が伸びました。私もできてないなぁとか思いながら、いつか使ってやろうって考えてたら本読むの忘れてましたwやっぱり十二国記はすっごいっす!2018/08/29

南北

394
再読。短編5編。「冬栄」泰麒は相変わらずかわいいのと使いに行った先の廉王たちの描写は楽しめました。「乗月」の芳国の月溪は自分のプライドから王位に就こうとしないし、「華胥」の砥尚は才麟に約束した理想の国作りができずにいて国が傾き始めています。つい最低賃金を上げて失業者を増やしてしまった隣国を想像してしまいました、「書簡」は陽子と楽俊との手紙。「帰山」は奏国の李広と風漢こと延王はどちらも飄々としていながら見るべきところは押さえているのは素晴らしい。奏国の王家の人たちには見えない会話にも好感が持てました。2019/09/22

白いワンコ

318
中級官吏の視点から描かれた前の短編集と異なり、王・麒麟と上級官吏が十二国各々の統治に悩み、天命を考える五つの作品。戴と景、『十二国記』二つの大きな流れを補完するストーリーとその後の芳、安定の象徴奏と延、才王黄姑の驚くべき出自と、読み応えあり過ぎて長編並みの満足度に浸れます。個人的に、景王陽子のエピソードはどれも好きだな…2019/12/14

NADIA

303
十二国にまつわる5編の短編集。幼い泰麒が漣国を非公式で訪問する『冬栄』と即位したばかりの景王・陽子と雁国の大学生となった楽俊の間で交わされる『書簡』はどちらかと言えばほのぼのとしたストーリーだが、それでもこの世界の厳しさが垣間見える。『乗月』は祥瓊を追放した芳国のその後、『華胥』に至っては失道した才国の高官の目線で語られる鬱々したストーリー。どちらもその苦悩はとてもリアルで無理がなく興味深い。最後の『帰山』はこの世界の国の在り方の解説を主要人物2人に語らせていてこれも実に面白い。十二国全ての国に興味津々だ2019/12/26

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