書評で読む

... 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ...

『スエロは洞窟で暮らすことにした』 お金がなくても豊かに生きられる!?【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】

10年以上一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせず、アメリカ・ユタ州モアブの洞窟で暮らす男、ダニエル・スエロ。彼が、うつ病や海外放浪を経て、ゲイである自分を受け入れ、何も持たない生き方を選ぶことで自由と心の平安を得るまでの軌跡を描き出したノン…

       

書評  2014.04.23 くらし 社会

『寄生虫なき病』 - 黒の過剰か、白の不足か【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】

寄生虫、細菌、ウイルス。彼らを駆逐する公衆衛生の向上によって、確かに感染症は激減した。しかし、一部の科学者たちは、まるでそれと反比例するように新たな病が増えていることに気づいていた。花粉症、喘息、アレルギー、そして自己免疫疾患。これらの病は、果たして「寄生者…

       

書評  2014.04.23 サイエンス 社会 免疫 寄生虫

早瀬晋三評 『人の移動事典-日本からアジアへ、アジアから日本へ』吉原和男編集代表【プロの読み手による 書評空間】

書評者 早瀬晋三(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科)※「書評空間」2014年4月15日より この事典は、項目の性格からすくなくとも二通りの利用の仕方がある。ひとつは、これまでの研究成果を理解するために読む、ストックの情報としての利用の仕方である。も…

       

書評  2014.04.21 人文 社会 アジア 日本 移民

早瀬晋三評 『自民党と戦後史』小林英夫著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 早瀬晋三(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科)※「書評空間」2014年4月8日より 「なぜ、自民党は長期にわたり政権を担当できたのか」という幅広の帯にある問いに、著者、小林英夫は「はじめに」で、つぎのように答えている。「まずは保守系の多彩な人…

       

書評  2014.04.19 社会 政治

川崎宗則 アメリカ人より前向きな 野球選手の発想法。『逆境を笑え  野球小僧の壁に立ち向かう方法』 (川崎宗則 著)【文藝春秋 本の話】 

本の話WEB:インタビュー・対談 川崎宗則 アメリカ人より前向きな 野球選手の発想法。『逆境を笑え  野球小僧の壁に立ち向かう方法』 (川崎宗則 著) 聞き手:石田 雄太 2014.4.11より――「逆境を笑え」というタイトルに込めたのは、どんな…

       

書評  2014.04.18 社会 トロント・ブルージェイズ 野球

コミュニケーションの未来を描く物語『バベル』 (福田和代 著)【文藝春秋 本の話】 

本の話WEB:自著を語る コミュニケーションの未来を描く物語『バベル』 (福田和代 著) 2014.4.16よりひとのコミュニケーションに興味がある。ひとのわかりあえなさに、と言ったほうがいいかもしれない。 同じ日本語を使い、同じ共同体に所属し…

       

書評  2014.04.18 文学 コミュニケーション バイオクライシスノベル

上田宙 評 『ガリ版ものがたり』志村章子著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 上田宙(編集者)※「書評空間」2014年4月10日より「絶滅危惧印刷、ガリ版」 ガリ版は謄写版印刷の通称で、版式でいうと孔版(こうはん)印刷の一種だ。文字どおり、印刷用の版に孔(あな)を空け、その穴からインキを通して印刷する。 なんて書…

       

書評  2014.04.16 くらし 社会 印刷

今井顕 評 『わかりやすく〈伝える〉技術』池上彰著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 今井顕(ピアニスト・国立音楽大学大学院)※「書評空間」2014年4月6日よりテレビのニュース解説でお馴染みの池上彰によるプレゼンテーション指南書だ。「テレビ」という特殊な環境の中での話術は、会社や学校といった一般的な環境における話術と同じでは…

       

書評  2014.04.14 社会 プレゼンテーション

竹内洋評 『評伝 野上彌生子』岩橋邦枝著 【プロの読み手による 書評空間】 

書評者 竹内洋(関西大学東京センター長)※「書評空間」2014年3月23日より「努力型知性という作家ハビトゥス」 評者は、野上彌生子の小説では、岩波文庫上下二巻の『迷路』を読んだのみである。それも野上彌生子への関心というより、満州事変前後から敗戦…

       

書評  2014.04.11 文学 社会

早瀬晋三評『9・30 世界を震撼させた日-インドネシア政変の真相と波紋』倉沢愛子著 【プロの読み手による 書評空間】

書評者 早瀬晋三(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科)※「書評空間」2014年4月1日より 「9・30」と聞いて、すぐにわかる人はそれほど多くないだろう。それが、「世界を震撼させた日」であると言われても、怪訝に思うだけである。本書の核心は、そこにある…

       

書評  2014.04.09 社会 インドネシア 政治 現代史

... 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ...