内容説明
ナルニアに偽のアスランが現れた。その命令のもと無惨に切り倒される木の精や、奴隷として働かされる動物たちを目にしたティリアン王は怒りに震え、剣を抜くが――。敵国カロールメンの兵士や邪神タシュまでもが現れ、滅亡の危機に瀕するナルニア。だがそこにユースティスやジル、ルーシーらをはじめとするかつての仲間たちが駆けつける! いま、二つの世界にまたがる史上最大の戦いが始まる。(解説・若松英輔)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤井宏
9
シリーズ7巻を読みきりました。このような世界観も悪くないと思いましたが、ナルニアが悪人や敵も分け隔てなくたどり着ける場所であったら、なおいいかな。2025/07/04
Kano Ts
7
最後らしい作品。ここまで読んてきた人ならカタルシスはあると思う。最後の最後シメは好きなタイプのものではないが、7巻通しての風呂敷の広げ方とたたみむ様子は読んでいて楽しかった。若干警句めいたところもあったかな。細かいところはそりゃあるけど、改めて最後まで楽しませてもらいました。2025/08/20
泉のエクセリオン
6
偶然手に入れたライオンの毛皮を使ってアスランの真似事を始めるサルのパズル。神の真似事はドリュアスたちの森を刈り倒し、物言う動物を奴隷にし、ナルニアをカロールメン国の支配下に置こうとする。ナルニア最後の王、ティリアンはユニコーンのジュエル、ユースティス、ジルと共に最後の戦いに挑む。戦況は芳しくなく、追いつめられるナルニア勢。そして遂にアスラン自身によるナルニアにラグナロク(破滅の日)が訪れる。最後の展開は衝撃的であり、天国の描写は美しいが、何処か観念論的で現実との繋がりを失っているように感じた。2025/07/07
mntmt
5
これで終わりなのかー!2025/07/07
yumicomachi
4
発売日の夜に読み始め、読み終えてしまった。遅読の私にしては珍しい。子どもの頃繰り返し読んだ物語。暗く気が重くなるような展開が続くのだが、まめふくによる挿絵の軽やかさに救われる。そして終盤には本当の救いがあり、圧倒される。影の国とほんとうの国、異教の神タシュとアスランの関係、疑い深いドワーフたちの運命など、神学・哲学的に深い寓意も読み取れる。小澤身和子による訳者あとがき、若松英輔による解説も読み応えがある。生の歓びと輝きを感じさせる装画も素晴らしい。全巻通してまた読み返したくなった。2025年7月1日発行。2025/06/25
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